江戸の茶碗 まっくら長屋騒動記 (祥伝社文庫)
江戸の茶碗 まっくら長屋騒動記 (祥伝社文庫) / 感想・レビュー
とし
まっくら長屋の住人の話、最後に落ちがありほっこりしたり、にゃっとしたり、してやったりと面白く読めました。
2015/10/23
wanichan
着物始末暦シリーズがとても良かったので、他の作品をよみたいと思い、手にとりました。貧乏長屋を舞台の連作短編集。人情味豊かでこちらまで心が温かくなります。
2019/05/21
ひさか
小説NON2010年11月号江戸の茶碗、11年4月号寝小便小僧、7月号遺言、10月号真眼12年1月号嫁入り問答、4月号いじっぱり、書き下ろし男と女の間、の7つの連作短編を2012年7月祥伝社から刊行。2015年6月祥伝社文庫化。長屋の住人とぐーたら浪人の赤目勘兵衛とが織りなす長屋人情もの。まるで落語のようなお話が楽しい。勘兵衛の謎もラストで明らかになり得心しました。
2021/08/31
かっこちゃん
得体の知れない貧乏浪人の住む真っ暗長屋、店賃の安さに出ていけない太吉とお初兄弟、定吉母子、下手くそあん摩の梅、凸凹コンビのかごかき、屑拾いの年寄の6組の店子。隣人達の困難をその飲んだくれの赤目勘兵衛がどういうつてを使ってだか解決していく。市井に住む人々の物語り、小話よろしく各章の最後にはオチの一言もついている。これが結構ツボにはまる。好きなのは意地っぱりの章、走りに走って息を切らす勘兵衛が無茶苦茶可愛い。われながら悪趣味ですねぇ。
2021/01/22
たーくん
続編が読みたい。→→→貧乏長屋のお初と兄の太吉。両親は、騙されて浅草の小間物屋を失い、失意のうちに亡くなった。「必ず店を買い戻そう」と固く誓う太吉が、二十両の有り金をはたいて名品“井戸の茶碗”を入手。だがそれは、真っ赤な贋物だった。弱り果てた兄妹に声をかけたのは、隣に住む赤目勘兵衛。高値で売ってやるという、酒びたりの浪人にどんな策が!?新世代の人情時代小説!
2018/02/23
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