KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

泣いたらアカンで通天閣 (祥伝社文庫)

泣いたらアカンで通天閣 (祥伝社文庫)

泣いたらアカンで通天閣 (祥伝社文庫)

作家
坂井希久子
出版社
祥伝社
発売日
2015-07-24
ISBN
9784396341329
amazonで購入する Kindle版を購入する

泣いたらアカンで通天閣 (祥伝社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

しんごろ

大阪の地元の人しか通らないような商店街の話!とにかくドタバタでハチャメチャ(笑)だけど、義理と人情いっぱいで家族の絆と愛情いっぱいで楽しく読めた。ゲンコは許容範囲だけど、スルメの母ちゃんに伯母さんは、許せないというか好きになれないな。カメヤは、ボーッとしてるけど、渋いしかっこいいわ。これ読んだ後、鶏ガラベースのラーメンがすごく食べたくなります。

2019/05/28

相田うえお

★★★★☆20046【泣いたらアカンで通天閣 (坂井 希久子さん)】まず、本を開くと五年二組三好千子ちゃんの作文があります。とてもいい感じの作文なんです。それだけで満足なのですが、さらに原稿マス目に特別フォントで雰囲気バッチリ。作品の舞台は御察しの通り大阪。なんだか人情味あふれてて、これまた とてもいい感じの話なんです。ラーメン店を営む父(オヤジと言った方が合う)と結婚適齢期になった娘の千子、それにうすらぼけになった婆(ばあやん)の3人世帯(母親は交通事故で他界)。周りの人達も大阪〜って感じ。面白かった〜

2020/04/22

まさきち

通天閣あたりを舞台にしたあったかい人情話。と思いきや、主人公の千子は上司と不倫をしてるわ、その男の子供を身ごもるわ、さらに上司と別れた後に付き合った幼馴染とでき婚するわ、父親との複雑な関係が明らかになるわでなかなかに波乱万丈なお話でした。でもやっぱり最初の印象通り、あたたかいお話でした。

2021/08/17

みかん🍊

大阪新世界のどん詰まりでラーメン屋を営む父親ゲンコとおばあやんと三人暮らしのしっかり者のセンコと近所の人々、先日読んだ神楽坂が舞台の作品もそうだが下町の人情やお節介や鬱陶しいけど温かな繋がりは東京も大阪も同じだ、ただし大阪はかなり泥臭いそれでもたとえ他人でも関わった人の事はほっておけない、ドタバタで愛情いっぱいの物語、しかしあの東京の不倫上司は許せやん!センコにはこれからもずっと幸せになって欲しいものです。

2017/04/07

ちょこまーぶる

とにかく読後は「面白かったぁ~」と叫びたくなる一冊でした。大阪の新世界のラーメン屋を舞台にした浪速の人情物語でした。大阪弁の温かさ、ボケとツッコミの会話の妙、住人の温もりなど、何処から読み始めても大阪という世界に引きづりこまれてしまってしまうだろうと思いながら読み進めました。そして、数年前に行ってワクワクしながら観光した新世界が、読みながら脳裏に次々と鮮明に描かれるというおまけ付きでした。読後は、今すぐにでも大阪に行きたくなってしまいました。で、主人公の千子はずっとアイドルの山本彩さんを想像していました。

2017/11/14

感想・レビューをもっと見る