遊び奉行 軍鶏侍外伝 (祥伝社文庫)
遊び奉行 軍鶏侍外伝 (祥伝社文庫) / 感想・レビュー
あかんべ
好きな作品は購入して、手元に。改めて読み返すと、園瀬の里が好き。それは五感に訴える描写で描いているから。匂い、音、風の皮膚感。するとみずみずしい景色がうかぶ。でも桔梗との事は余分な気がした。私怨にして欲しくなかったな。
2016/02/07
タツ フカガワ
九頭目一亀(くづめいっき)は園瀬藩主の長子として生まれたが、側室の子であるため正室の子である弟が嫡男となり、自身は弟の家臣となる。自ら愚兄賢弟と言うその一亀が、一藩士として筆頭家老が専横する藩政改革に乗り出す物語。時代設定は軍鶏侍1作目の少し前で、おおらかで飄々とした一亀のキャラクターがいいですね。読後の余韻もいい。当然軍鶏侍シリーズでお馴染みの人たちも多く出てきて、岩倉源太夫の偏屈ぶりも面白い。一亀さんの続編、またぜひ読みたいものです。
2019/04/18
コニタン
敵を騙すために味方も騙す、みんな口が軽いからね。
2015/10/21
qoop
シリーズ外伝。一話目で、わずか五行で済まされた事件を長編化。若々しくも思慮深い主人公を魅力的な舞台に配し、藩内に跋扈する不正をただす痛快物語…と書くと如何にもデフォルトのようだが、著者の筆は古びた題材を活き活きと蘇らせる。新味を感じるかというと微妙だし、起伏に富んだ展開かと云えばそうでもない。しかし面白い。引き込まれる。骨太で、情感豊かで、情景描写が緻密で。これが筆力というものか。
2016/01/09
ぺしみち
ちょいと長かったけど面白かった。桔梗は不要だったかな。
2018/04/08
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