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はじめて好きになった花 (祥伝社文庫)

はじめて好きになった花 (祥伝社文庫)

はじめて好きになった花 (祥伝社文庫)

作家
はらだみずき
出版社
祥伝社
発売日
2015-12-11
ISBN
9784396341657
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はじめて好きになった花 (祥伝社文庫) / 感想・レビュー

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❁かな❁

とっても素敵な短編集♥︎∗*゚大切に胸にしまっておいた過去の思い出を振り返る4つのお話。初めて、はらだみずきさん読みましたがすごく良かったです♡そっと優しく寄り添ってくれるような感じで切ないけど爽やかでそれぞれのお話に感動★過去の後悔は誰にでもあると思いますが登場人物と共に振り返り、前向きに進んでいこうと思えるような作品。前2作は『赤いカンナではじまる』に収録されてるものを加筆修正されたものです。30代後半の男女の語りで人生これからだなと思わされます(´▽`*)それぞれのお話が良くラストが秀逸☆。.:*

2016/06/25

新地学@児童書病発動中

瑞々しい筆致で、様々な男女の出会いと別れを描く傑作短篇集。表題作が一番の好みだった。子供がきれいな花を見つけたよ、と父に教える。その花は曼珠沙華だった。曼珠沙華を見て、父は中学時代に好きになった少女のことを思い出す……。誰が胸に秘めている初恋の思い出が切なく描かれて、心に残る。曼珠沙華のあの華やかながら、どこか愁いを帯びた美しさを、一人の少女を通して描き出したところに惹きつけられた。どんな人にも好きな花があるだろう。それが恋の思い出と結びつくと、その花に対する思い入れが深くなるのかもしれない。

2018/07/30

Shinji

はらだみずきさん、2冊目ですが今作品も素晴らしかったです。4編からなる短編集で今回も主人公が本に携わる職業なので本や手紙などが大切なアイテムになっていました。 はじめて輝きに気づき、その輝きから目を逸らした。時が過ぎ大切さに浸れるようになって「はじめて」追憶が優しくなった表題作。 「あの人からの手紙」では淳樹の言動に全く共感出来ないまま読み進めて、その手紙にすっかりやられてしまいました。仮にも物書きを志したということですね! 北嶋さんのラブストーリー・・・ 是非読んでみたいです♪ 手元に残す一冊。

2016/05/12

「結ばれることに価値を置く恋愛の時代は、もう遠い昔の話のような気がした」成就することのなかった恋愛と、自分の至らなさとを振り返る短編集。恋をして傷付けて傷付いて、今ここにいる。今ならわかるのに、どうしてあの時。その繰り返し。それでも人を想おう。想うことで人は変わることができるのならば。「風を切るボールの音」の、過去を終わらせたくて会う女性が印象的。戻らない時を生きる上で、自分なりに過去を片付けることも必要だ。足すばかりでは持ちきれないから。過去の恋を、しかるべき形に整理してくれるような本だった。

2021/06/17

ピロ麻呂

過去の恋愛を振り返ってしまう…切ない切ないラブストーリー短編集でした(^^)あの時、あの場所で違った行動をしていれば、恋が始まっていたかも…恋が終わっていたかも… 誰しも考えてしまうこと。それも全て運命だったのかな? はらだみずきさん☆2冊目だけど、いいっすヾ(≧∇≦)

2016/04/22

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