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鬼煙管 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

鬼煙管 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

鬼煙管 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

作家
今村翔吾
出版社
祥伝社
発売日
2018-02-15
ISBN
9784396343972
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鬼煙管 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫) / 感想・レビュー

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しんごろ

シリーズ第4弾!舞台は京都。家族愛、師弟愛、夫婦愛そして友情という素晴らしい物を散りばめられた壮大な物語に、ただただ涙が溢れ、そして、今作は平蔵の生き様に感涙!とにかく涙が溢れるばかり。今作は物語の序章に変化もあり、構成の工夫も感じましたね。ますますシリーズの続きが気になります。読んだあとの余韻が凄い今作でした。

2018/06/10

海猫

今回は京都遠征編的な内容。なのでいつものチームメンバーが大方、留守番で出番がないのはちょっと寂しい。しかし面白さが落ちることはまったく無く、趣向がちゃんと盛ってあり、死体から火が出るという事件性にも興味を惹かれ読んでしまう。特に長谷川平蔵親子のドラマは印象に残るものがあり、「鬼煙管」というタイトルも読み終えると感慨深い。次巻はまたレギュラーメンバー勢揃いとなるのかな?そのへんも楽しみに続けてシリーズを、追いたい。

2018/10/21

ナルピーチ

京で謎の人体発火事件が勃発。京都西町奉行となった長谷川平蔵はこの事件を解決するため松永源吾に捜査の協力を依頼する。源吾・星十郎・武蔵の三人が京に赴きこの摩訶不思議な事件の謎を追うことになるのだが?!今回は今までのシリーズとは作風を変えてミステリ調となっており、京の都を舞台にぼろ鳶探偵団の名推理が唸りを見せる!が、物語はこれだけでは終わらず後半は涙なしには語れない。シリーズ第4弾のテーマは“父と子の絆”なのだ。「俺には後がいる」父の偉大な背中を誇れ!鬼平よ!

2020/10/17

W-G

ここにきて趣向を変えてきて、舞台は京都へ。お馴染みのぼろ鳶メンバーの登場頻度は低いものの、それを補って余りある濃い新キャラが多数登場。蟒蛇弾馬はかなり気に入った。エピソード自体は、前作に引き続き、単独作品として完結しておらず、野狂を筆頭に、現代でいうサイコパスな悪役の今後に注目。見所がかなり凝縮されており、武蔵と水穂の関係や、手紙だけでも存在感抜群の深雪、そしてなんといっても鬼平親子。序章と終章の美しさに心が洗われる。詰め込めすぎにも散漫にもならず、構成が上手な作家さんだと、毎回思う。

2022/06/01

三代目 びあだいまおう

第4弾は趣が違う!不穏分子を洗い出し征伐すべく京都で孤軍奮闘する長谷川平蔵の求めを受け駆けつける我らが襤褸とび頭の源吾!そう、舞台は江戸でなく京都!引き連れるは鬼才星十郎と魁武蔵のみ!心強き襤褸仲間も頼れず、謎の人体発火現象におののく京で真相を追う源吾達。迫る最大の祭り『祇園祭』が凄惨な炎に襲われると見る孤軍無力な源吾達。平蔵の息子(後の鬼平)の不安定な正義感、そして蟒蛇と呼ばれる純な地元火消しの弾馬の好漢!『旦那様、お躰に障りはありませんか。私は元気です』嗚呼、深雪!終章の哀愁に尊き命を咽び泣く‼️🙇

2019/09/30

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