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陽気なギャングは三つ数えろ (祥伝社文庫)

陽気なギャングは三つ数えろ (祥伝社文庫)

陽気なギャングは三つ数えろ (祥伝社文庫)

作家
伊坂幸太郎
出版社
祥伝社
発売日
2018-09-12
ISBN
9784396344511
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陽気なギャングは三つ数えろ (祥伝社文庫) / 感想・レビュー

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absinthe

9年ぶりの第三弾。言葉の魔術師による巧みな語り口で、個性あふれる人物たちの様子が生き危機と描写される。器用なジャグラーが魅せる巧みな手さばきのように。それにしても伊坂さんの作品は登場人物の姓や名まで面白い。火尻も役割そのままだ。最後の最後に一番悪い奴がぎゃふんと言わされるのがシリーズの持ち味だ。最後のオチはだいたい読めてしまうが面白みが損なわれることは無い。きっと再読しても楽しいだろう。

2020/08/11

ゆのん

期待を裏切らない面白さで大いに満足。ページが進み終わりに近づくにつれ、この4人ともそろそろお別れかと寂しさも感じながら読了。1作目からかなりの時間が流れ、時代も銀行強盗達には生存しにくい状況に。そろそろ銀行強盗も潮時かと思う場面もあり、伊坂のこのシリーズの終了宣言でなければ良いがと強く思う。とっても楽しい読書の時間だった。

2018/09/15

mae.dat

桜木町から行ける動物園、暫く行けてないなぁ。って思ったら、舞台は仙台でなくて、横浜なのね。じゃあ『アヒルと鴨のコインロッカー』の椎名くんの帰省先あってるじゃんΣ(ºㅿº ๑)‼︎。今回は久遠の活躍……と言うか生物小ネタが光りました( ¨̮ )。カカトアルキは何気に検索したら、写真が出てきて仰け反りましたし、絶滅種クアッガも初めて知りました。4人+準レギュラー陣は安心安定の。敵役のキャラが際立って良かったですね。特に火尻はえげつなく、下衆いですし。大桑は妙に紳士的で、不気味に怖いよ。

2022/08/02

ナルピーチ

陽気なギャングシリーズ3作目も安定の面白さ!今回はひょんな事を切っ掛けに四人の悪事がライターの火尻にバレてしまう。最大のピンチを迎える四人は果たしてこの局面を無事に乗り切る事が出来るのか?!このスピード感ある展開と四人の掛け合いが病みつきになって堪らない。エンタメ性抜群で最初から最後まで楽しく読む事が出来た。それにしても毎度の影の立役者はやっぱり田中か。彼の存在なくして四人の仕事は成り立たないな。田中を軸にしたサブストーリーも見てみたい。が、まずは伊坂先生、シリーズ4作目待ちに待ってます!

2021/05/10

ハゲおやじ

台風の風雨がピークの時に読む。2作目から間が空いたので 忘れてるかなぁ?と思ったけど、読み始めると不思議と思い出せた。今回は久遠の特技(スケッチ)と慎一が大きくなっていて驚いた。相手は、読んでるだけでムカつくハイエナ記者の火尻で 成瀬ピンチ!と思ったけど、さすがは成瀬!見事に叩きのめしてくれた。亀を使うなんて 予想できなかった。でも今作は、前2作に比べると スカッと感が薄い様な気がした。2作目から本作が9年かかったそうなので、私自身が年を取ったからかもしれない。でも面白い事は確かなんだけどね。

2018/09/30

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