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襲大鳳(上) 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

襲大鳳(上) 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

襲大鳳(上) 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

作家
今村翔吾
出版社
祥伝社
発売日
2020-08-28
ISBN
9784396345945
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襲大鳳(上) 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫) / 感想・レビュー

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W-G

『黄金雛』は、エピソード0というよりも、今作の上巻だった。そしてこれが中巻。おそらくこうだろうと予想していた通りの幕開けから、意識的に前作をトレースしたような流れが続き、いよいよ終盤で伝説の火消が姿を表し下巻へ。そんな中、随所に源吾と深雪のいちゃつき(笑)があって微笑ましい。過去との重ね合わせていう点では、慎太郎と藍助も重要な役割を担っており、奮闘してはいる。しかし、源吾が担った立ち位置に慎太郎というのはどうも…。大幅に人物補正が入りつつある、進藤内記の出番も多く、下巻での動向が気になる。

2022/06/25

しんごろ

歴史はくり返すのか。18年前の大火を彷彿させる今回の火柱の大火。そして再び火消し連合の結成。18年前の鳳凰の男。鳳凰を受け継いだ源吾。まさに因縁とはこの事。源吾の悲痛な叫び!しかし源吾の父、重内はもういない。あの鳳凰の男は何を隠して何を考えているんだ。そして18年前にボタンを掛け違えた菩薩とのわだかまりは解けるのか。唐傘童子の正体も気になる。一方で深雪のぶれない食事の決まり事、これは笑える。一気に下巻まで読みたいところだが下巻がない。下巻の発売まで待てば良かった。失敗した(苦笑)

2020/09/05

海猫

刊行ペースが早かったこのシリーズも、今回は間が空いた感じ。前回が零巻だったし、9巻からこの10巻まで一年以上経ってる。そのぶん、これまでの積み重ねが効果的な展開に生かされているように思う。ぼろ鳶組だけでなく、他の火消したちも立っていて、人物が出たり入ったりするだけでワクワクする。火消しの世代感も零巻のおかげで、良く出ていた。今回対峙する火災がまた変わっていて、炎の質がなんか違うらしい。気になる。ドラマにエンジンが掛かってきて、盛り上がったところで上巻終了。うーん、引っ張られるとなおさら早く続きが読みたい。

2020/09/02

旅するランナー

羽州ぼろ鳶組⑩。零:黄金雛から繋がる、火消しの歴史の潮流を感じる壮大な物語。過去からの遺志は今に受け継がれ、現在からの意志は未来に託される。吹き上がる炎と共に繰り広げられる、男たちによる混沌とした闘いが、僕たち読者の気持ちを高ぶらせる。怒涛の展開に呑み込まれ、いざ下巻を喰ってやる。

2021/02/22

ナルピーチ

熱い!!痺れる!!震える!!今までのシリーズ全てが今作の為の伏線、今村先生、何処まで計算してこのシリーズを描いていたんだ?!とにかく読んでて興奮が止まらない。「黄金の世代」達の総出演に加え、あのレジェンドが過去から舞い戻る。彼は果たして敵なのかそれとも味方なのか。煽りに煽ったこの展開を下巻でどの様に終結させてくれるのか、想像しきれない楽しさの詰まった内容に更に期待を高めつつ、いざ下巻に突入だ!!

2021/08/28

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