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他に好きな人がいるから (祥伝社文庫)

他に好きな人がいるから (祥伝社文庫)

他に好きな人がいるから (祥伝社文庫)

作家
白河三兎
出版社
祥伝社
発売日
2020-05-15
ISBN
9784396346263
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ジャンル

他に好きな人がいるから (祥伝社文庫) / 感想・レビュー

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相田うえお

★★★☆☆20128【他に好きな人がいるから (白河三兎さん)k】白河さん、迷走する年頃を描くのが上手いですよね。本作品も基軸には同系の毛色を感じます。 主人公の男子高校生は、高所で危険な写真を撮影してはネットに投稿する兎のマスクをした謎の女子と出会って撮影を手助けする事になります。さらに漫画家志望の女子からモデルを頼まれ...学校の演劇で主役に抜擢され...そんな関わりの中で...表面上はそんな話でしょうか。心の奥深いところに響きました。(ラストのシーン、彼女の幸せを思えばそれで良かったのでしょうね。)

2020/12/31

Junichi Yamaguchi

『ただの人間』… 承認欲求ってのは、ブレーキが効きづらいものなのか? 久々な白河さんの世界。 二重にも三重にも騙された。 ラストは個人的には納得し難いが、飛んでいく風船は承認欲求からの解放だと思いたい。。

2020/06/22

ソラ

最後のシーンは安易なハッピーエンドが好きな自分にとってはちょっともうちょい欲しいなというところではあったけれど、全体的には好きな作品。

2020/06/27

よっち

寂れてゆく造船の田舎町。目立たないように鬱屈を抱えながら生きている高校生・坂井が、夜のマンション屋上で危険な自撮りを投稿し続ける白兎のマスクを被った少女と出会う青春恋愛ミステリ。苦い過去に縛られる少年と兎人間の秘密の共犯関係。クラスで浮いている少女・峰に巻き込まれてゆく学校生活と、彼女が意識する優等生の少女・鈴木。どこか危うさを感じさせる日々が続いた末に起きた事件とその真相は衝撃的で、いつまでも忘れられない坂井がこれからどうするのか、読み終わるとタイトルの意味がじわじわと効いてくる印象的な物語でした。

2020/05/15

なみ

マンションの屋上で、僕は白兎の被り物をした少女、バケタカと出会う。 暴走する承認欲求が悲劇と恋を生み出す青春小説。 犯人当てのミステリー的な側面も楽しめました。 白河さんは変な女子高生を描くのが天才的に上手く、本作の峰さんも非常に魅力的でした。

2020/05/23

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