ストレイドッグス (祥伝社文庫)
ストレイドッグス (祥伝社文庫) / 感想・レビュー
ichi
【図書館本】『ダークリバー』と重なる部分があり、続けて読むと面白い。ジン、アキラ、ノンタたち3人の少年期〜青年期のストーリー。二人はヤクザに、一人は警察官に。なんとも辛く悲しい読了感。
2022/02/10
すきま風
冒頭から哀しみが伝わってくる感じがあり、終始切ない展開だった。当たり前の日常の中にあちらの世界の人間がいて、母と関係のある組の者に可愛がられていたアキラ。米兵達と活気のある夜の街、幅を利かせる組の者。筋物と堅気の人間が共存していた時代。そんな中で友人となったジン、ノンタの3人。30年後の再会と将来の夢を語り合うも、運命の歯車は残酷で…時代と共に変わっていく者、果たされることのなかった夢、厳しい現実が続き、終始哀しみが漂う。ラストがまた切ない。ぐっと読み手を引き込む話だった。
2021/11/16
りちゃ
昭和四十年、米軍岩国基地近くの高校に通う三人の少年。各々の事情でバラバラに。ヤクザ者に警察官。不満を抱えながらも生きている。再び三人が会う時、何が起こるのか…。三人で夢を語ったこともある。どうにもできない現実。切ないなぁ。
2021/12/16
おしょも
昭和の匂いがする(いい意味で)話し。捨て犬のような子ども達。努力するが、そのの手を幸福がすり抜けていく…切ない。映画化できそうな内容だけど、今の若い子にはウケないかな。
2022/01/09
忍者千乗りの門戸開放
樋口明雄作品初読です。 岩国基地出身の三人の少年の生き様と一丁の拳銃が引き起こす三人の人生を描いた作品。 少しだけ違和感のある設定や人物描写でしたが、最後まで楽しく?読めました。 ありがとうございました!
2022/03/15
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