にゃん! 鈴江三万石江戸屋敷見聞帳(祥伝社文庫)
にゃん! 鈴江三万石江戸屋敷見聞帳(祥伝社文庫) / 感想・レビュー
sin
信頼関係の積み重ねのような描き方がされていないせいか物語の展開が拙速で猫姫を好きになる主人公を独り善がりな小娘としか受け取れない。少女漫画じゃあるまいしその表現全てが乙女チックな夢見る少女のようで、姫の宿敵に対する彼女の憤り方すら大袈裟に空回りして見える。とにかく物語の至るところが感傷的でとっちらかっていて字面だけ頑張っているように思えてならない。深刻な成り行きもおちゃらけた会話で迷走するし、最後は人間の御家騒動を妖弧とのバトルに転換してしまう。にゃんとも肌が合わない物語だった。
2022/02/08
のびすけ
設定の面白さと、妖猫珠子の可愛らしさと、ハチャメチャコメディ。あさのあつこさん、振り切れちゃってます。
2023/12/21
><
初版2021年。設定がおもしろそうだなぁ...と思い、手に取りました。キャラクターの濃い人や猫がたくさん出てきます。珠子さまのかわいさと、糸さんのお人柄がよいですね。あさのさんは「バッテリー」で好きになった作家さんなので、他にも読んでみたいと思います。
2023/07/20
み
ジャケ読みした作品、ちと脱力系な感じ。特に、わらちゃん、想像してニマニマでした。
2023/12/30
えりまき
2022(7)にゃんとかわいいお話!妖が見えてしまうお糸が奉公に出たお屋敷の正室・珠子さま(名前もかわいい!)は、にゃんと猫族なんだけどちょいと不思議な一族の三毛猫。珠子のだでぃー・権太郎、虎の三嶋に、藁人形のわらちゃん。長義さまとのラブラブぶりも可愛らしい。お糸の香具師の口上が面白い。「できま線香、そっちは鮟鱇」「おった髷なら誰が結う。おったま下駄なら誰が履く。」。お糸と夢之介のその後も気になります。続きが読みたいです。
2022/01/16
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