鬼千世先生 手習い所せせらぎ庵(祥伝社文庫)
鬼千世先生 手習い所せせらぎ庵(祥伝社文庫) / 感想・レビュー
真理そら
シリーズ物第一作という雰囲気。勘定奉行の根岸鎮衛に連れられて千世先生の手習い所に住み込む11歳の平吉の視点で描かれる捕物帳風味の連作短編集だが、あそび(?)が少ないので小学校高学年向きの作品のような真面目さ清潔さが気になる。
2021/09/13
蒼い猛牛
子供の貧困や災害からの復興などの、今現代にも通じる諸々の問題を巧みに江戸時代に落とし込んだ、とても読み応えのある人情時代小説だった。
2022/05/18
へへろ~本舗
中編が三編。シリーズになりそう。
2021/09/11
シンミチ
良かったです。手習い所が舞台の物語を読むと思うのは、この時代は子供時代が短いなぁ、ということ。親元を離れ、自ら生きていく道を12、3才頃には決めていく必要があるなんて。特に平太は家族を失い、声も出ない状況だったからその不安は大きかったことでしょう。そんな中で千世先生に出会えた幸運。子供がどんな教育者に出会うかって、本当に重要だなぁと思います。怖いけど、それ以上の愛情で子供達を見守り、まさに身を挺して子供達を守る千世先生がカッコいい。子供達がどんなふうに育っていくのか、楽しみなシリーズです。
2024/02/29
griff
なんだかあっさりしすぎてて、子供向けなのかと思った。平太が話せるようになったのはよかったけど、あんな感じで言葉が出るもの?それにいい子すぎて。房吉が心配だよ。万作も。続きがあるみたいだから、機会があったら読んでみる。
2022/12/16
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