妻の終活(さ17-3) (祥伝社文庫 さ 17-3)
妻の終活(さ17-3) (祥伝社文庫 さ 17-3) / 感想・レビュー
相田うえお
★★★★☆23030【妻の終活(坂井希久子さん)】目からポロポロ〜、さらにジャ〜となるシーンもあるので必ずひとりで読むべし!これは是非とも既婚男性に読んで欲しい作品です。夫婦間での夫の在り方、家族の中での父の在り方、考えさせられました。今まで当方が読んだ坂井さん作品の中でも好みの作風でランキング上位です。もう、先が気になり過ぎて一気読みでした。本作品はあらすじを知らないまま読んだ方が心に響く度合いが高いかもです《主な登場人物》夫の廉太郎(主人公)、妻の杏子、長女の美智子、次女の恵子。超おすすめです!
2023/05/05
まさきち
杏子がなんともカッコいい。
2023/07/10
のんちゃん
廉太郎は70歳の今も嘱託で会社勤め、人生、仕事が最優先だ。そんなある日、妻が癌で余命1年の宣告を受ける。妻と二人暮らしの廉太郎は家事もさっぱりできず、妻がいなくなる事に感情的にしか向き合えない。独立している二人の娘とも心は通っていず、さてこの事態の中、彼はどうする?という話。残りの時間を夫のこれからの為に色々と指南し準備する妻杏子が逞しい。やっぱり最後は女の方が腹を括れ、死への不安を持ちながらもまわりに隠して対処できる底力がある様に感じられた。エンディングノート、草案は書いたがもう清書する年齢になるな。
2022/11/18
はっぱ
文章が、素直に心の奥に届いてくる。色々と思う事が多くて、考えさせられる一冊だった。全て妻が身の回りの事をしてくれて当たり前だと思っていた廉太郎。妻の杏子の余命一年を宣告された病をきっかけに、杏子に家事などの手ほどきを受けたり、町内の付き合いに出掛けたりと廉太郎の生活が変わっていく。だんだん廉太郎と杏子の関係が良くなっていく様子に胸が熱くなる。第七章「覚悟」と第八章「尊厳」は、涙が溢れた。廉太郎は変わった。廉太郎の心が杏子に寄り添っている。そして、ラストで明かされた杏子と廉太郎の秘密・・。
2023/11/03
ぜんこう
妻の終活というより、夫の就活の補助、とでもいう内容。余命1年と宣告された妻と仕事を理由に家庭を任せきりだった夫。完全に昭和までの悪いパターンの旦那…男とはこうあるべき、女とはこうあるべき、みたいな。僕も会社勤めは10年にも満たないけどその後は自営とはいえ仕事を理由にいろいろと逃げた経験はある…きっと男は多かれ少なかれあると思う。男がこの本読んだら耳が痛い😖 ほんま、ごめん、しか言えない。 そして最後の方は電車で読んでて涙は我慢できたけど鼻水決壊😖 再読はないだろうけど読んで良かった。
2023/04/21
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