高砂 なくて七癖あって四十八癖 <新装版>(祥伝社文庫う3-7) (祥伝社文庫 う 3-7)
高砂 なくて七癖あって四十八癖 <新装版>(祥伝社文庫う3-7) (祥伝社文庫 う 3-7) / 感想・レビュー
Y.yamabuki
会所の管理人の又兵衛とおいせ夫婦が、持ち込まれる揉め事を解決していく連作短編集。宇江佐さんの短編集は切ない話(それはそれで好き)も多いけれど、これはいずれの話も上手く収められ、安心して読める一冊。この夫婦が良い味をだしていて、温かく、根っからの悪人も出てこない。こう言うの読みたい時がある。
2023/12/19
じぇりい
髪結伊佐次シリーズが大好きだった宇江佐真理さん。江戸市井に暮らす人々の機微を気持ちよく読ませてくれる作家さんだが、久しぶりに新装版で書店に並んでいたので手に取った。又兵衛とおいせ夫婦の管理する堀留町会所には今日もさまざまな悩み事が持ち込まれる。そしてそれらを放っておけないのが人情というもの。そうやって知り合った人々の縁こそが財産だと気づく又兵衛だがそれは現代にも通じるものがある。
2023/05/19
ぺしみち
お武家の小姑にキーッてなった。援助が欲しいなら、それはそれで、もっとうまくやればいいのに。
2023/06/02
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