幸福になるメキシコ妖怪楽園案内: 水木しげるの大冒険
幸福になるメキシコ妖怪楽園案内: 水木しげるの大冒険 / 感想・レビュー
ホークス
メキシコ料理を食う、仮面を買う、シャーマンに会う。水木しげるは常に、74歳とは思えぬ行動力を見せる。鮮やかな彩色と奇想溢れる仮面や彫刻にすっかり夢中である(写真が豊富)。動き回る水木氏と追いかける著者のコンビは、マレーシアに次いで2回目。苦労人の水木氏は貧困にも敏感だが、単純に同情したりせず、必要以上を求めないメキシコ人に共感する。日本人は何でも忙しくし過ぎなのだ。このシリーズの水木氏はありのままで、下ネタと毒舌も多目で誰にでも向かないが、そこが面白い。書き下ろし漫画もあり。
2017/08/20
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
ノンフィクション作家大泉実成さんと、妖怪研究家で漫画家水木しげる御大の妖怪探検メキシコツアー。メキシコの死者の日に興味があったのもあり、このお2人の本で詳しく紹介されていたのはうれしい。メキシコ料理は美味しそうだし、水木先生は相変わらずパワフルで面白いしで最高です。色鮮やかなメキシカンマスクの数々(写真有)を眺めるのも楽しく、まるで、私の好きなみんぱくが本になったよう。序章に書かれている大泉さん以外の人との水木先生妖怪探検の旅、書籍化しているものもあるようなので読んでみたい。
2017/09/04
fonfon
再読。水木さんの名言満載。意味のある偶然にみちたメキシコ旅行記「みえないものを形にしたい。キリスト教は死んでるし、回教にはないし、神道はだらしない。はりきってんのは水木さんだけです」移動中に「長いこと生きてきたなー」と涙ぐむ水木さんにもらい泣きする。よく寝てよく食べて、好きなことだけ我慢強く続けていれば、奇人は奇人を呼び、「奇をもって」結ばれる。みなで楽しく長生きできますよ、という指南書でもある。なんといっても、愛嬌と辛抱が大切なんですね!
2011/06/28
J.T.
見えないものをカタチにしてきた水木先生の探検ドキュメント第二弾。面白かったし、読んでいるだけで癒される。妖怪も「癒し」なのだと気がついた。これに続いてアボリジニに会いに行くものもあるが、それは辛い時に読むためにとっておくことにする。
2016/09/17
ロビー
僕が行ったのとは場所も目的も違うメキシコを体験出来て面白かった。しかし、水木しげる氏、75歳(当時)にしてこのエネルギー、この食欲、好奇心。1000人に一人の幸福者と自分を例える。見習いたいものだ。
2010/03/11
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