特装版 鼻下長紳士回顧録 (上) (フィールコミックス)
特装版 鼻下長紳士回顧録 (上) (フィールコミックス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
安野モヨコ、久方ぶりの新作。ともなれば、特装版で購入するっきゃないでしょ! 時代は20世紀初頭のパリ、舞台は娼館メゾン・クローズ。そこに集う変態紳士と娼婦コレットが、夜毎繰り広げるプレイは、男共の欲望に他ならない。そのこだわりのあるプレイは、物語でもある。コレットは自身の物語を、今のところ男共のプレイという物語の、その差異でしか感じることがない。「人生での役どころはふたつしかない 見る側と見られる側 どちらになるかは自分で決める 最初に決められた役が不満なら ひっくり返せばいい」。(つづく)
2015/10/12
mimi
きれいな画面と艶やかなモチーフ。名言もりだくさん。「欲望のための物語は完結しない。ただ興味を失われて放置されていくのだ」ばっふぁろーごにんむす…。否否。安野先生は娼婦萌えなんだろうなぁと思いました。
2016/03/09
こころっけ
美しいな〜大好きな安野モヨコさんの絵と独特の世界観。どのページを見ても、うっとりできるヨーロッパ調の街並みと小物が描かれてて、シックだけど可愛いが詰まっている。エロは、そんなにエロくない。綺麗な言葉も、印象に残る言葉もある。日常の世界を美しい言葉にできるって、凄いこと。
2015/10/17
moyu
娼婦と変態紳士とヒモ。特装版、作中の日記になってる!ヒモは本当にろくでなしのクズだな。ヒモと日本人作家のハマった女は、いい女だけど、地獄のような女。金の切れ目が縁の切れ目って言葉がぴったりか。コレットも厄介な男に惚れたもんだ。
2015/10/17
こいけ
冒頭のカラーページ作者が塗ったんじゃないなら要らないから、各話の扉カラーがよかったなあああ〜〜
2015/10/13
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