ふたたびの春に
ふたたびの春に / 感想・レビュー
rapo
詩の行間にほとばしる激情に圧倒される。厳選された言葉の中にあの情景がありありと浮かぶ。私たちは忘れてはいけない。なぜならまだ終わっていないから。今私達は新たな見えない敵と闘っており、不思議と重なることが多い気がする。ふたたびの春を迎えるために、あの哀しみを無駄にしないようにしなくては。
2020/04/21
osakaspy
読んでいて和合亮一さんの「言葉」には力はあると感じました
2012/07/02
三日月
たまたま図書館で出会い読みました。2011年3月11日の震災から継時的に書かれているため、詩を読んでいても著者の心境の変化がよくわかります。和合さんの詩には「力」を強く感じました。心の声が聞こえる気がしました。この詩集を読んで、改めて「終わっていない」事を実感しましたし、今なにが出来るのかをもう一度深く考えてみよう、と思いました。
2015/03/07
rimi_o
読了。春は、季節はめぐりゆく。時間も、年月もたしかに過ぎてゆく。今あるこころのありようも一緒に流れてゆく。それらをどうやって、とどめておけるのか。どうすれば誰かに伝えられるのか。ただ言葉のちからを信じたい。草野心平や中原中也が紡ぎだした言葉たちと今そこかしこにある言葉たちは、それぞれ失ってしまったものも、変わってしまったものもあるだろう。けれど、言葉をあきらめたくない。
2015/02/08
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