紅塵
紅塵 / 感想・レビュー
本木英朗
田中芳樹の中国歴史小説のひとつである。俺は今までに20回以上読んでいて、最後が18年だったこともあり、また読んでみた。十二世紀半ばの中国。宋は、大陸北方に女真族が興した金との戦いに敗れ、淮河より北の広大な領土を失ったうえ、屈辱的な平和条約を吞まされていた。だが、政変によって金国王となった完顔亮に、不穏な動きがあることを知った宋の皇帝高宗は、勇武知略の若き文官・子温に、金に再侵略があるか密かに探れ、との命を下した――という話から始まる。母の梁紅玉と一緒に金に向かった子温は、そこで韓世忠や岳飛、(→)
2023/03/04
洪七公
既読本
1994/07/14
ホームズ
これは面白かった(笑)
サミー
す
2018/06/26
madhatter
人物設定がステレオタイプ。秦檜は確かに、同時代の史料においては、何を見ても悪口しか書いてないから難しいのだが(血涙)。なお、水を差すようなことを言えば、梁紅玉はこの時点で既に死んでる筈である。
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