奔流
奔流 / 感想・レビュー
本木英朗
日本の歴史小説家のひとりである、田中芳樹の、中国歴史小説のひとつである。6世紀初頭、南北朝時代の中国。北朝・魏は、建国して間もない南朝・梁への侵攻の機会を伺っていた。梁側では、その軍事的天才により王への信頼篤い弱冠23歳の将軍・陳慶之が魏の来航に対する来攻に備えを固める。ついに、国境を流れる淮河の畔、鍾離の地に中山王・元英率いる魏軍80万が押し寄せてきた。対する梁軍は30万。はたして陳慶之と梁軍は、圧倒的な大軍を撃退できるのか?という話である。これは5回目くらいだったろうか?(→)
2023/04/10
魯波
銀英伝ファンが、読んだらまず間違いなく陳慶之に銀英伝のヤンの姿をダブらせてしまいそう。でもそんな所がまたたまらない、歴史物は疎い方ですが 読み始めると、グイグイ物語に引き込まれてしまう。 田中さんって凄いなぁ・・・
2013/06/12
更新停止しました。ありがとうございました。
後付でヤン・ウェンリー氏のモデルとされているのも納得。ついでにビュコック提督もいらっしゃいました。
2010/07/02
ironimory
おもしろかった〜!確かに陳慶之はヤンだし、曹景宗の女性に対するものはポプランやギーヴを思わせた。でも何よりもお話が面白かった。あっという間に読んでしまった。 三国志は好きな一方でその地続きとなるこの時代のことは興味がありつつよくわからずにいたのだが、ひとつのとっかかりとしてとても楽しく読めた。 銀英伝やアル戦もそうだが、時代がその人物に与えた役割という観点から魅力的に描いているのはさすがだなあ。
2021/02/20
ひろろ
多くの人と同じく、銀英伝からの流れ組みですが内容的にはこちらの「奔流」ほうが面白かった。
2016/12/02
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