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歪んだ匣

歪んだ匣

歪んだ匣

作家
永井するみ
出版社
祥伝社
発売日
2000-07-01
ISBN
9784396631734
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歪んだ匣 / 感想・レビュー

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そのぼん

ひとつのビルのなかで巻き起こる出来事を連作短編集という形でまとめた一冊でした。ちょっとブラックな話もあって、楽しめました。『重すぎて』と、『歪んだ月』が面白かったです。

2012/09/14

星落秋風五丈原

「金だ。早く。あるだけ出せ」土曜の午後、オフィス・ビル一階のカフェ〈ウプスラ〉に強盗が出現。その場に居合わせたのはバイトの青年城野龍だけだった。犯人はレジ内の現金をせしめて遁走。だが、その時確かに店内にいたはずの親子連れの客が姿を消し、龍は店長たちから自作自演の犯行を疑われてしまった。嫌疑を晴らすため、龍は唯一の証言者の消息を追う。やがて訪ね当てた親子—ミユキとタクの話から、龍は事件の皮肉な真相を知ることに…。

2000/10/24

なっく

どの話もちょこっとスパイスが効いた短編集。この作者さんは人のちょっとした悪意・嫉妬・出来心・すれ違いみたいなものを書くのが上手い。ちょっとした気分転換には最適の著です。

2012/11/10

りちゃ

インテリジェントビルが舞台の連作短編集。インパクトには欠けるが、ちょっと、ブラックな感じがなかなかいい。せっかくなら、もう少しそれぞれの繋がりがあったほうがより楽しめた。地味でも、正しく平和に生きよう。

2015/12/07

zanta

感想を書き込んだつもりで、朝起きたら、文字化けのような平仮名と英数が、混ざった文?が更新されずに残ってた。どんな感想だったっけ?以前60階建てのビルが三つ連なるインテリジェントビルに勤務していた。二万人通っているという話を聞いた。朝は壮観だったけど。その一人一人に人生があるんだ、って事を今更ながら思う。36階から見下ろす地上はあまりにも遠く、人類としての限界点を越えているんじゃないか、なんて思ったものだ。でも人間関係の歪みは平屋建てでも同じ様に存在する。この人はこの人って現実の人をあてはめるのも面白いかも

2013/02/09

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