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黄金回廊

黄金回廊

黄金回廊

作家
中津文彦
出版社
祥伝社
発売日
2000-12-01
ISBN
9784396631819
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黄金回廊 / 感想・レビュー

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一笑

秀吉が残した埋蔵金をめぐるミステリー。古田織部が大阪城にあった埋蔵金の一部を気仙沼まで移したとある。古田織部と言えば、織部焼の織部、千利休の弟子で茶人である織部が有名だけれど、こんな側面があるとは知らなかった。あまりにも淡々として話が進むため、結構面白い題材なのに高揚感がない。手に汗握る、そんな場面が少しあるといい。

2022/05/01

ヨコケイ

歴史学者の失踪事件と、歴史小説家の殺人事件。二つの事件を追う二組の男女。その交点は、へうげもの古田織部…という話。中津文彦は、ミステリも歴史物も色々たくさん書いているのだけれど、個人的には、「東北」「黄金」「義経」のイメージが強い。だからうち二つ絡めた本作は、ある意味ドンピシャなネタなはずなのだが、面白く読んだものの、やや薄味な印象。で、気づいたのだが、物足りなさの原因はたぶん、『黄金流砂』にあった「伝奇」的な味わいがなかったからに違いない、というのは、欲張りすぎだろうけど。

2016/11/11

チャーリー

秀吉の残した黄金が伊達家に渡り山の中に隠されたという話はとても興味深い。現代になって発見されたことになるが、発見されなくても十分物語になったと思う。いまだに埋もれているのではないかと心動かされる(笑)。

2014/09/30

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