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影踏み

影踏み

影踏み

作家
横山秀夫
出版社
祥伝社
発売日
2003-11-01
ISBN
9784396632380
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影踏み / 感想・レビュー

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nakanaka

寝静まった家に忍び込む「ノビ師」といわれる泥棒・真壁修一の話。亡くなったはずの真壁の双子の弟の啓二が重要な役割を果たしていくわけだが、個人的には非現実的な設定が横山作品らしくないような気がした。躊躇なく家に忍び込む手口は魅力的でカッコ良くすら映る。洗練された職人技なのだろうが、実際こんな泥棒がいると思うと恐ろしい。面白いのは間違いないが、横山作品ということで期待値が高すぎたせいか読了感はイマイチかな。

2019/12/27

ミーママ

図書館の本📙 久しぶりの横山作品。「ノビカベ」と呼ばれるノビ師の真壁。亡くなった双子の弟の声が耳の奥に響く。なんだか家族を全て失ってしまった彼が切ない。 映画化されたのも知らなかった‼️そちらも観賞してみたい❗ 2020-92

2020/10/01

Satomi

横山さんが描く警察組織とは対極的にある泥棒を主人公にするという変わった切り口の作品。双子の兄弟、修一の中に啓二がいるという不思議な設定。その設定と、双子のビミョーなハードボイルド風な会話が好みじゃなかった…。横山作品初のハズレかも…orz

2015/03/28

yumiha

「ノビカベ」と呼ばれる泥棒、修一が主人公、また、中耳でささやく亡くなった双子の弟の啓二と会話しながらという横山秀夫には珍しい設定。これが伊坂幸太郎なら、明るく笑わせたり、気の利いたセリフに頷かせたりしながら進んでいくのだろう。でも、シアワセから目をそらしたような修一は、やりきれない思いにさせる事件をスッキリ感のないまま次々と解決してゆく。それでも、「使徒」や「遺言」の章には、少し救いがあるだろうか?

2019/06/20

むつこ

警察小説だと思ったら、主人公は寝ている家を狙う窃盗常習犯。しかも、亡くなった双子の弟のマネをしての泥棒生活で周囲からやめるように促されてもやめない頑固な35歳の男性。作者ならではのミステリー仕立ての連作短編集、少しずつ主人公の真相が見えてくる。同じ兄弟でも双子って違うのかな?

2019/05/28

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