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いなかのせんきょ

いなかのせんきょ

いなかのせんきょ

作家
藤谷治
出版社
祥伝社
発売日
2005-12-01
ISBN
9784396632564
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いなかのせんきょ / 感想・レビュー

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とも

★★★★金も名声も学歴も権力もなにもないが村会議員のオヤジが、すべてが揃っている地元の名士の助役相手に選挙を戦う物語。とはいえ、真剣に村のことを思って生きていれば見ている人は見ているんだと、悲壮感なくポップな文書で淀みがなく 楽しめ勇気づけられる。

2016/05/13

アメフトファン

ありがちな話ではありましたが、今の日本が抱える田舎の問題が網羅されていて面白かったです。真面目一徹な元村議の清春と一橋大学出のいかにも官僚ぽい平山との一騎打ちの村長選挙。平山陣営の人達も決して悪役ではなくそれぞれ生活をかけて奔走していたことが良くわかります。結局人間悪い人達っていないんだなとほのぼのした読後感でした。

2015/02/16

Nak34

山の青葉や稲穂の匂い漂う田舎での村長選挙。東北訛り独特のリズムで、演者が第三者的に物語る。地縁、血縁、金の縁、いろんなものが絡まって、以外に楽しい田舎の選挙。のぼせあがってしまう人たちの中で、清春君の冷静さは見習いたい。次回は、晟君との戦いか?東国原知事もこれを実践したいのと違うかなぁ。おっと忘れるところだった。伊良部先生の町長選挙とゴッツです。ん~、お勧め。

2010/11/04

りの

実際にありそうなお話だなぁと思いました。方言に苦労しましたが、慣れるとテンポよく読めます。「田舎なりの発展の仕方」。投票日前日の清春の演説が良かったです。あと、長い章題が効いていると思いました。

2014/12/22

タスボ

しゃんしゃん選挙が一変して村をわける投票選挙選に、村の住民達は巻き込まれ・・・青臭い話しだけでなく『切り崩し』『絡め手』など実際に行われる手法も、後に残らないような構成で作者の手腕の高さに感嘆しました。又筋割りの表題も面白く小説ですが、連ドラを連想してしまいました。◎

2009/12/08

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