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十日えびす 花嵐浮世困話

十日えびす 花嵐浮世困話

十日えびす 花嵐浮世困話

作家
宇江佐真理
出版社
祥伝社
発売日
2007-03-13
ISBN
9784396632762
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十日えびす 花嵐浮世困話 / 感想・レビュー

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さなごん

救いがないといえば無い。でもこれが現実かなあ、なんて思ったりもする。こんなふうに人は生きていくんだ

2015/11/27

baba

夫に先立たれ、義理の娘おみちと二人新たに小間物屋を始める八重。先に先に心配する八重に反して「どこで暮らしても同じ、他人と折り合いをつけて生きていこう」という娘が良い。7年振りの再読、初めは忘れていて新鮮でしたが、トラブルメーカー布団多叩きのお熊さんの場面で思い出した。

2014/08/17

なにょう

人間関係。人間関係は難しいが、やっぱりこれも場数を踏んでいくしかない。★面倒くさい人はいる。全部が悪という人はいなくて、同じ人でも良い時もあれば悪い時もある。やられた、と思ったら、思いがけないところで助けられることもある。だがしかし、自分には八重のような分別は足りないので、付き合う人はよくよく選んだ方がいい。言葉も選んだ方がいい。★鶴太郎の結末は残念であったが、よくできたおみちとは釣り合いが取れないから、こうなったのも仕方ない。

2023/04/23

aocchi

サブタイトルの「花嵐浮世困話」を「はなにあらしよのなかこんなもの」と訳すのが素晴らしいセンス!生さぬ仲の八重とおみちを中心に江戸の市井の人々の暮らしを描く秀作。お熊をはじめ、強烈な個性の人達が多く読むのに疲れたが、いつの世も人の心根は「こんなもの」なのだなとつくづく感じる。

2022/08/16

朱音

市井物で読みやすいのはいいのだがどうも読後感がすっきりしない。庶民の日常・人情モノのお約束として、全ての人は誤解されていても実は善人で、最後は大団円、というものを期待しているのでちょっと肩透かし。現代モノならもちろんこういうストーリーはアリなんだけど、市井モノだからなぁ。

2010/08/13

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