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回転木馬

回転木馬

回転木馬

作家
柴田よしき
出版社
祥伝社
発売日
2007-03-13
ISBN
9784396632779
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回転木馬 / 感想・レビュー

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みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます

前作『観覧車』では、失踪した夫の帰りを待ちながら探偵稼業を続けていた唯が、いよいよ夫捜しに乗り出すシリーズ続編。前作で残された「夫の失踪」という大きな謎はあったものの、ミステリーというよりはむしろ、そういう状態に置かれた女性の葛藤や苦しさを抱えた人生を追った作品といった感じ。期待していたものとは違った印象はあるが、調査を通じて出会った女性たちの生き様も重ねながら、唯の切ない心情をこれでもかと描ききり、これはこれで読み応えがあった。読み終えた今、唯に穏やかな日々が一日も早く戻ってほしいと思うばかりである。

2012/10/23

taiko

失踪した夫貴之の残した探偵事務所を引き継ぎ、夫の帰りを待ち続ける唯。「観覧車」と言う前作のつづきとのことでしたが、単体でも楽しめると知り、今回手に取りました。徐々に貴之に近づきつつ、その間に出会う人達が皆、それぞれに不幸な体験を持つと言う展開。忙しくしていた時期で、時間は掛かりましたが、飽きずに読ませてもらいました。こうなると、前作も是非、と言う気になります。近いうちに読んでみようと思いました。

2016/08/28

チロ子

図書館本。続編。突然失踪した旦那を探し続け10年。同じ女性として唯の立場になって読むと、とても辛い。会う人達にもそれぞれに守りたい者や葛藤があるので悪意を向けられることもある。進むにつれ明らかになっていく事実も辛い。私が唯だったら絶対に耐えられない!重い過去を持つ人物たちもたくさん登場し、1冊の中に簡単に解釈出来ない悲しい心情がたくさんあり濃厚・豪華なんだけど、とにかく心が苦しくなる。ミステリーは解決したけど心情的にスッキリしない。それぞれの捉え方なんだけど正解が全く分からない。ある意味難しい1冊でした。

2019/02/07

じゅん

続きが気になっていたので、一気読み。雪の事凄く許せないけど、最後が、いい終わり方で、良かった。やっぱりこの作者さん、読み安くて、いい感じ。ホラーも読んでみたい。

2013/04/29

なつ

観覧車からの続編ですが、本作だけでも十分楽しめます。それにしても、私が唯だったらここまで夫を待てるだろうか。失踪した理由が仕方のない理由だったにしろ、途中で背を向けてしまう気がする。愛と呼ぶには簡単すぎる。ラスト、満足でした。

2015/08/11

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