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百瀬、こっちを向いて。

百瀬、こっちを向いて。

百瀬、こっちを向いて。

作家
中田永一
出版社
祥伝社
発売日
2008-05-10
ISBN
9784396632977
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百瀬、こっちを向いて。 / 感想・レビュー

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ミロリ

中田の乙一さんは心地よい青春を描く。4篇。『なみうちぎわ』お気に入り。積もり終えた切なさが優しく溶けてゆくような印象。踏み込めないけれど憧れる恋心。『キャベツ畑に彼の声』最初からドキドキ。バッドエンドに耐える覚悟で読んだ。『小梅が通る』松代さんと土田さん、好き!ズルいコンプレックス。

2014/11/16

takaC

面白かった。好きな順に並べるなら、「百瀬」「小梅」「姫子」「久里子」かな。お話としても、女の子としても。

2012/05/23

おしゃべりメガネ

素晴らしい短編集でした。乙一さん別名義の作品で『くちびるに歌を』を読んで、とても感動し、その文章の美しさ&楽しさに完全に虜になり、今作を手にとりました。高校生の男女を中心にした恋愛青春小説ですが、ただのベタ甘の内容ではなく、それぞれの話にしっかりとした人間ドラマが展開されており、じんわりと感動させてくれます。個人的にはやはり表題作が一番好きで、最後の‘結び’も本当にナイスでした。正しいかどうかは別として「有川浩」さんと「瀬尾まいこ」さんを足して2で割らない、そんな素敵で素晴らしく、とてもオイシイ作品です。

2013/10/26

れいぽ

有川さんの甘さが「糖分補給ラブ注入」の直球なら中田さんのそれは「じんわり効いてくるサプリメント」な変化球。何気ないシチュエーションを甘酸っぱい青春の一コマに塗り替える筆力は素晴らしい。「小梅」のブスメイクといった発想もユニーク。面白かったですw

2011/03/26

しろいるか

表題作『百瀬、こっちをむいて。』はアンソロジー『I LOVE YOU』にて既読だが、2回目読んでまた良さを再確認できた。『なみうちぎわ』『キャベツ畑に彼の声』『小梅が通る』の他3編も含め、どれも高校生の瑞々しいきもちが眩しい。百瀬に登場する田辺君や小梅に登場する松代さんや土田さんの存在がいいなあ。漢字で書くべき言葉をあえてところどころひらがなにしているのは中田さんの特徴の一つだが、柔らかくて好きだ。なみうちぎわを読んだ時にふと『夏と花火と私の死体』が過ったのはここだけの話w

2012/09/13

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