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うたうひと

うたうひと

うたうひと

作家
小路幸也
出版社
祥伝社
発売日
2008-07-23
ISBN
9784396633011
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うたうひと / 感想・レビュー

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chimako

【宿題本=お仕事小説】これはミュージシャンという仕事の話ではなくミュージシャンという人の話だった。自然に笑えて自然にグッとくる短編集。少しずつリンクしながら上手くまとまっている。「音楽では食えない」……それが当たり前。ミュージシャンという仕事はやはり選ばれた人のものだと痛感する。「左側のボーカル」と「明日を笑え」が好きだった。「明日を~」のバンド デュークスは長さん率いるドリフターズだよね。ポールが本当に長さんのベース持ってたらいいな。久しぶりに軽くダンスしてるような読書だった。楽しかった~

2016/05/26

七色一味

読破。これは! という感じ、わかります? 最初の数行を読んだだけですうっとその本の世界に滑り込んで、登場人物たちと同じ場の空気を呼吸するような──。私にとってはこの本は、そんな一冊です。ギタリスト、バンドマン、ポーカリスト、ドラマー…。音楽があって、それに携わる人がいて、曲が生まれて──小さな小さな奇跡が積み重なって、大きな大きな夢が叶っていく。奥深いところで産まれた熱い何かが、じわじわと胸を満たしていく、じわーっと泣ける、7編の短編集はそんな物語です。

2012/07/19

ちょこまーぶる

7編の短編で構成された内容。どの短編を読んでも音楽って良いなと思わせる内容とそれぞれの音楽を愛する人の愛し方がストレートに表現されていて、非常に心温まる本であった。そして、それぞれを読んでいて、この話のペースになっている「歌う人」はあの人かな?って想像しながら読むと、また格別である。中でも、好みは「左側のボーカリスト」「唇に愛を」「その世に歌う」の3編かな。それから、本の装丁が可愛いと思い表紙を開くと、それ以上に中表紙?の装丁が芸術的で素晴らしく額にでも入れても良いぐらいの装丁であった。

2013/12/27

nonたん

やっべ・・・また泣いた・・・切ない、暖かい、淋しい、会いたい・・・いろんな感情が刺激される。音楽をこよなく愛する人たちの7編。涙をメロディに、天使の声は立つべき場所へ、いつまでも唇からつながっていく想い、君の物語はバラード、楽しそうなライオン、誰も帰らない夜、同じ魂をもつミュージシャンたち・・・素敵な音楽を聴きました。

2010/10/06

キャラメルベイベー@道北民

【図書室】うたうひとがタイトルだけど、全編音楽に貫かれた短編集。明日を笑えは、某世界的なミュージシャンとその前座をつとめた有名なグループを想像してしまいました。

2014/08/22

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