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東京箱庭鉄道

東京箱庭鉄道

東京箱庭鉄道

作家
原宏一
出版社
祥伝社
発売日
2009-05-14
ISBN
9784396633158
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東京箱庭鉄道 / 感想・レビュー

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あつひめ

鉄道って、夢を運ぶ箱のような印象があります。どこまでも運んでくれそうな夢…そんな夢の実現に向かって動き出すプロジェクト。いつの間にか自分もそのメンバーの一人になったようなワクワク感、ドキドキ感に包まれ一喜一憂しちゃう感じ。皆で現地を見ながらのミーティングとか、小さいチームで最強の力を発揮している感じがすごく良かった。なので・・・夢の話が嘘のように消えていくさまは、ガックリしてしまった。でも、みんなの心の中には未だにチロチロ灯がともっているのがわかって嬉しくなった。やはり最後は笑顔で締めくくりたいよね。

2012/03/06

射手座の天使あきちゃん

『東京に鉄道を作ってほしい! 予算400億』突拍子も無い依頼に疑いつつものめり込んでゆく5人のメンバ。調査・プランニング・プロジェクト始動までの様子が実に楽しそうに描かれています。 どうなるのと思ってたら、そういう幕引きで来ますか!?(笑) 重い最後じゃなくて楽しめましたよん♪ うしこさんアリガト m(_ _)m

2010/03/31

ゆみねこ

祖父が遺してくれた港区のアパートの大家をしている妹尾順平は、徹夜のバイト明けの吉野家で、日野宮という風変わりな老人に声をかけられる。400億円の予算で東京に鉄道を作って欲しい、しかも3年間の期限付きで。鉄路プランニングという会社を立ち上げ、5人のスタッフとともに夢の鉄道開設に向けて突っ走る。有り得ない設定だけど、本当にこの鉄路が都内を走ったら楽しいだろうなぁと思ってしまった。ラストがちょっとホロリとする。

2013/09/03

Rosemary*

あまりにも破天荒で現実離れしすぎてるけど、面白くて読んでいて楽しかった!途中までは…こんな展開になるとはねぇ。なんか釈然としないけど夢を見られたから良かった。

2022/03/11

nyanco

苦笑してしまうようなちょっとブラックでユーモア溢れる作風、というのが私が原さんに感じていたイメージでしたが、今回は裏切られました、良い意味で。「資金400億円、期限3年で東京に鉄道を走らせる!」という荒唐無稽なお話かと思えば、しっかりとした資料の元ありえるんじゃないかと想わせるような展開。最後は戦後の皇室離脱した宮家たちの話と史実に即した展開…、なかなか読みごたえもあり、読後感も良し!

2009/06/03

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