刺客長屋
刺客長屋 / 感想・レビュー
そのぼん
母から借りた作品です。『生類憐みの令』の時代の話だけあって、その手のエピソードがよく出てきました。 でも、森村誠一の作品は現代が舞台のサスペンスものの方が好みかな、と感じました。 表紙の武士の『渋さ』は作品の雰囲気と合っていて面白いと思いました。
2012/06/04
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「生類憐れみの令」により、犬を斬って追われる風影鋭一郎。風影が逃げ込んだのは、訳ありしか住んでいない刺客長屋。大家の朽木刑部は、かくまう代わりに、内紛が起きている百万石大名永田藩の笛姫の護衛を言い渡されるが黒幕がいた。笛姫を守るため、長屋の住人たちは立ち上がる。【感想】登場人物が多く、最初はなかなか覚えられないが、刺客長屋に危機が訪れてから、途端に面白くなった。また刺客長屋の一癖二癖ある住人たちは騒がしいのに、深窓の姫・笛が馴染むので何だか不思議な気持ちになる。初めての森村誠一作品は面白かった。
2022/08/10
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