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夏が僕を抱く

夏が僕を抱く

夏が僕を抱く

作家
豊島ミホ
出版社
祥伝社
発売日
2009-07-10
ISBN
9784396633196
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夏が僕を抱く / 感想・レビュー

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モルク

幼馴染みをテーマとした短編集。異性の幼馴染みなので、小さい頃は一緒に遊びいつも一緒の仲よしも、小学校高学年頃から、お互いに意識しまわりの目を気にしてなかなか以前にように接することができなくなる。さらに大きくなって変化する関係。肉親に近い愛なのか、はたまた恋なのか、ちょっと甘酸っぱくてそしてちょっぴり照れ臭さの残る話。「変身少女」「ストロベリーホープ」が好き。

2020/07/08

モモ

短編集。『変身少女』中学生になって変わってしまった幼馴染の男の子。また前のように話したいけれど、なかなか話せないもどかしい気持ち。『らくだとモノレール』未来をみて歩き始めた幼馴染に追いつけない、せつない気持ち。『あさなぎ』昔、姉とキスしていた男の人との見合いを決めた妹。その結末。『遠回りもまだ途中』オレ様の男と付き合う幼馴染をハラハラと見守る男の子。『夏が僕を抱く』不倫中の従妹と関係を持つハネ。『ストロベリー・ホープ』大好きだった幼馴染が仕事を辞めて故郷に帰ってきた。どれも心に残る恋愛短編集でした。

2022/03/28

美羽と花雲のハナシ

豊島さんの恋愛小説2冊目。切なさや痛々しさが相変わらず巧く、心に突き刺してくれる。報われなくて、苦しんで、それでも諦めきれなくて、後姿を追ってしまう。片思いの時の心情を凛々しく描写していて、とても共感できた。「変身少女」がお気に入り。幼馴染の関係って本当に難しい。誰よりもその人の近くにいられて、誰よりもその人の事を知っていて、誰よりもその人との思い出がある。だが、好きになってしまったら、誰よりもその関係を崩すのが難しくて、誰よりも先に進むことが出来ない。恋は難しいけれど、生きる活動力になり、人生の輝きだ。

2011/12/26

takaC

好い感じ。

2011/06/08

七色一味

読破。ん~っと、柑橘類かと思ったけど、紅玉、かな? 丸かじりした感じは。柑橘類ほどの爽やかさはあまり感じられない、実の詰まった複雑怪奇な味わい──幼なじみの恋愛って。

2013/09/17

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