おぼろ月

ブルームーン

恋愛小説の短編集。どちらかというと辛い話の方が多くてちょっと気持ちが沈むけど、読みやすくてよかった。

2014/12/04

カピバラ

「キャメルのコートを私に」が一番よかった。はかない恋も悲しい恋も、人の心を動かすものだなぁ…。

2013/12/10

nyanco

紫色の装丁がとても素敵！WEBで見るより実際の色の方がずっと綺麗。志穂さん、恋を失った時の女の子の気持ちを描くのが巧いな～。『キャメルのコート…』がいい。大人になる一歩手前の彼女が失ったものは拙い恋とロマンチシズムに欠けた恋人。そして得たものは大人の女性に似合うキャメルのコートと大人になることへの憧れ。掲載誌は『Feel Love』で、かつての志穂さんよりはややライトタッチ。大人の志穂さんから若い女の子へのエールが詰まった一冊。

2010/01/11

佳容

月を見上げるのは、迷いや不安があるから。ほろ苦い恋の短編集でした。「タヒチアンダンスで会おう」の彼女がちょっと可愛くて切なくて。おぼろ月は、少し涙で霞んで揺れている。私、こんな時期は通り過ぎちゃったんだな、きっと。月を見上げた気持ちは覚えているけどね。

2010/04/22

星落秋風五丈原

霞がかった夜空の下で、ひとりだなんて寂しいでしょう。だから甘えたいだけなのに…。恋愛小説の名手・谷村志穂が、優しくて切ない「出会い」と「別れ」を描く。表題作を含む全７編収録。『ＦｅｅｌＬｏｖｅ』等掲載を書籍化。

2009/12/30