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モノクロームの13手

モノクロームの13手

モノクロームの13手

作家
柄刀一
出版社
祥伝社
発売日
2010-02-09
ISBN
9784396633332
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モノクロームの13手 / 感想・レビュー

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ヒロくま

発想が面白い、人間をリバーシのコマに見立ててしまうなんて。神様の遊びみたいなストーリーでした。

2014/06/18

ふかborn

終わりが中途半端で消化不良。不条理な世界での死のオセロゲームで人間関係を描きたいのだと予想はしたが、石がひっくり返って白になり生者が増えて濃密になっても、思ったより淡白で予定調和。多分、オセロが上手く行き過ぎなんだと思う。黒番が神とか死神とか、この世を超越した存在ならば、人間を相手に真剣に闘うかな。最良ではない遊びの指し手をして人間を弄ぶ方が、読んでいて面白そうだけど。登場人物の背景や心情が書き足りないので感情移入がし難い。着物の女性キヨが話す孫の事を、もう少し丁寧にしてくれたらエピローグで感嘆したのに。

2015/05/02

むつぞー

これは一つのゲームであり、棋譜であります。 ゲームのコマが人間であったら…棋譜を物語にしてみたら…というワンアイデアの物語であり、実験ではないでしょうか。 そのアイディアを作品にする手腕は買うけど、ミステリとしての驚きとかを求めてしまうとちょっと違うかも。 最善の一手を指し、人数が増えればいいのかと思いきや、その分人間同士のしがらみや思惑、心理といったものが複雑になっていきます。この辺りはなかなか面白いです。 ただ全体として考えると、ちょっと微妙な作品だと思います。

2010/04/15

山茶

柄刀一にしては、イマイチだったかなぁ。ソリッドシチュエーションホラーですごくワクワクしてたのに、中身は反して人間臭い?話しかなく、設定があんまり活かされていないかも。。

2010/03/23

HaruNii

人間がオセロの石となり、白石と黒石で生死が分かれる 。登場人物一人一人の特徴が薄く、ラストももの足りなかった。

2020/08/09

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