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もう二度と食べたくないあまいもの

もう二度と食べたくないあまいもの

もう二度と食べたくないあまいもの

作家
井上荒野
出版社
祥伝社
発売日
2010-04-10
ISBN
9784396633387
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もう二度と食べたくないあまいもの / 感想・レビュー

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ようこ

男女の別れに関する短編集。題名にある“あまいもの”=“蜜月”、“もう二度と食べたくない”=“恋人や伴侶との決別”と解釈した。一編、一編がありそうでなさそうな、でもどこかの場所のいつかの時間の片隅でひっそりと行われている感覚に囚われるような一冊。

2015/09/26

団塊シニア

10編からなる恋の終わりを集めた短編集、淡々と日常が綴られてるが人の動きと情景がまるで映画のシーンを観てるように非常にリアルに描かれてます。「手紙」 「奥さん」は個人的には好きな作品です。

2013/04/19

あつひめ

恋愛はやっぱり甘い物なのかなぁ…最初は。時が経つにつれてスィートがビターになっていく。原因なんて些細なもの。些細なものが積み重なって大きなものになっちゃう。はっきりとケジメを付けることでスッキリできるかと言えばそうでもないのが男と女。今までの自分が消えてしまうかもしれないし。ほんとめんどくさいったらありゃしない。タイトルは言い得て妙!!だって二度と恋なんてしない…なんてありきたりだしね。モヤモヤとしたものを抱えながら次にステップアップしていくのが人間らしくて。犬、裸婦、奥さんが印象的。

2011/05/08

TANGO

図書館本。甘い話を読みたくて借りたのに、全然甘くなかった。恋なんて、愛なんて。一人じゃないから、あったかい、けど、一人じゃないから、面倒くさい。その時は、もう二度と、と思っても、きっと口にしてしまうだろう。甘いものと一緒。

2014/02/27

リッツ

人生の色んな味を知った大人の女の短編集、って感じでした。読み出して『?』再読かも?だとしたらずいぶん昔、面白いからいいやと思って読んでいたら、これは初読み?という作品が。その辺りでちょっとこの作風に飽きてきたので、ひょっとしたらこの辺でやめたのかも?一話ずつ雑誌に掲載された作品を読むならそんなことはないと思います。少し間を開けて読んだ残りの話は哀しくてまた良かったです。

2019/05/20

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