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木暮荘物語

木暮荘物語

木暮荘物語

作家
三浦しをん
出版社
祥伝社
発売日
2010-10-29
ISBN
9784396633462
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木暮荘物語 / 感想・レビュー

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ミカママ

柔らかい印象の装丁と、朴訥なタイトルからは想像できなかった、なかなかに生々しい内容の連作短編集でした(*^_^*)人の生と性、がテーマなのかな、ラストも綺麗にまとめて、さすがしをんさん。子どもを持てない光子ちゃんが、はるかちゃんを取り上げられられちゃうシーンには、もらい泣きしてしまった。人生、つまづかされることもたくさんあるけど、その先にはきっと光がある。

2016/01/17

扉のこちら側

初読。古い木造アパートの住人と、彼らを取り巻く人々の群像劇。廊下ですれ違うだけの人々にも、それぞれの人生があるんだと思わされる。

2010/10/29

takaC

面白くて、ついつい立ち読みで読み切ってしまった。いや、読み切るつもりでだったけど。こういう連作短編、好き。

2010/11/20

hiro

読む前は、『風が』の竹青荘のような内階段の古いアパートに住む住人たちが織成すハートフルな小説をイメージしていました。たしかに、木暮荘を中心とした連作短編集ですが、連作のもうひとつのキーワードは「セックス」かと思うほど、「セックス」という言葉が繰り返し出てきます。セックスに取り付かれた大家、浮気男、階下の女子大生の部屋をのぞく男、新生児を友達に預けて帰ってこない母親、ストーカーと続くと、最後はどのように収めるのか心配になりました。しかし、そこはしをんさん、最後はきっちり収めて、ほっこりさせてもらいました。

2012/03/08

kishikan

小田急線世田谷代田駅そばの古い木造アパート小暮荘(三浦は小田急沿線が強い!)。この住民そして大家、さらにこれらの関係者の物語。いつものことだけど、三浦のストーリーの構成力と文章力は本当に上手いという表現を通り越して、「すごい!」。住人ごとの生きかたっていう点で見てしまえば、本当は何の変哲もない愛の話や生活の話なんだけど、それが物語としてこのように構成されると、魅力いっぱいのアパートになってしまう。でも、犬のジョンが小暮荘の魅力を引き上げているね!

2011/02/02

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