花明かり (深川駕籠)
花明かり (深川駕籠) / 感想・レビュー
万葉語り
シリーズ3作目。男の面子って何か新太郎と寅が見せてくれた表題作。疾風駕籠に乗って堤防沿いを走ってみたいと思った。菖蒲の湯は惚れっぽい新太郎が、今度は花屋の内儀に一目ぼれ。梅雨の少し湿っぽい話だった。もっとスカッとした二人の姿が読みたいと思う。2020-074
2020/05/01
takaya
江戸で駕籠舁きを職業にする二人の物語。当時の義理・人情・風俗を背景に、主人公二人の真っすぐな生き方が描かれているところは、いかにも山本一力の作品です。読後感はよく、このシリーズの他の作も読んでみたくなりました。
2022/04/13
シュラフ
シリーズ3作目。誰が呼んだか深川駕籠の新太郎と尚平のコンビが帰ってきた。"待ってました"という感じである。速さをウリにする駕籠かきだから何しろそのスピード感がよい。小説にもそのテンポが伝わっている。このシリーズ、新太郎の男気あふれる格好よさが伝わってくる。『花明り』では、お花見の場でのいきがかりから新太郎・尚平はライバルの寅の駕籠と一万両をかけた勝負になりかけるのだが・・・『菖蒲の湯』では、なんと新太郎が恋わずらいとなる・・・でも男だね~、自分のことは後にする。男はかくありたいものである。
2014/08/09
ジュール リブレ
久々にシリーズ新作。義理人情、人の情けが身にしみる一冊。 次の一冊が楽しみだな。しかし、木兵衛さん、って、どんな人なんだろう。今回の一番のビックリ、でした。
2011/12/17
jima
「深川駕籠」シリーズ第3弾
2022/08/28
感想・レビューをもっと見る