くるすの残光 いえす再臨
くるすの残光 いえす再臨 / 感想・レビュー
けい
今シリーズ初読み。ここから読んでしまったが、世界観は分かりやすく戸惑うことなく入って行けました。今作は東北仙台が舞台、ここに聖骸布を身につけ奇跡を起こす少年が登場し、伊達家内に騒動が発生する。裏で糸を引いていたのは・・・。ここからも読めなくはないが、戻って最初から読んでみた方がより楽しめそうなので、戻って最初から読んでみよう。
2013/06/06
マムみかん(*感想記入少なめです*)
シリーズ3作目。 山の民・銀二から、奥羽にある切支丹の別天地と呼ばれる場所滅亡の危機を知らされ、仙台へ向かう寅太郎と佐七。そこではイエスの生まれ変わりだという少年が奇跡を起こし、彼を奉った無謀な決起の計画が進められていた…。 今回の宝は〈聖骸布〉。天海によってこの衣を纏わされ、操られた少年が哀れ(泣)。そして切支丹も宗派による対立で、なかなか一枚岩にはなれないのですね。立花宗茂に全部持っていかれた(笑)前作ほどではないですが、明かされた天海の正体には ちょっとビックリですよ!!
2013/06/06
金平糖
聖骸布の巻。『戦い方を知らぬから、相手が恐ろしい。恐れているから、相手と正面切って話をすることができぬ』という常陸の言葉に共感。無宗教なので、同じ神を信じていても宗派が違うと敵対したり、信心しても救われない神に命を捧げる様に空しさと疑問を覚える。その上、寅太郎たちが苦心しても、切支丹への弾圧の歴史は変わらないと思うと読んでいて苦しい。市正が見せられた天海の過去に驚愕。天海に利用された一起が哀れ。次は荘介の出番か?読むスピードが中々加速せず最後まで苦戦。巻が進むごとに話の展開が遅くなっている気が…。
2013/07/27
てまり
寅太郎のジャケ買いだった当初、もっとファンタジー要素が大きいものかと思っていたのだけれど、思いのほか硬派な歴史ものの感触。歴史小説って苦手意識があるんだけど、描かれるそれぞれの人間味に惹かれて楽しんでます。今回はなんといっても、佐七に寄せる姫の想いと、それに応える祈りが切ないねぇ
2013/06/11
mikeko
シリーズ3冊目。H25年初版。8年後に一読。★“でうす”の生まれ変わりと称する少年が現れる。彼は、天草四郎の遺物、聖骸布を纏っていた。★銀二から山の一族に伝わる短刀を譲り受けた寅太郎は、柳川から江戸へ帰ってきた。長くせず、奥州・鶴ヶ城の庭木を救うため庄吉、寅太郎は植木職人たちとともに旅立つことになった。時を同じくして人形創りの依頼を受けた佐七。寅太郎らと共に奥州に向かう。★妖僧天海の陰謀。今回も多くの命が失われた。★もしも切支丹弾圧がなかったら日本はどうなっていた?(ググってみたらあった)次に進もう。
2021/10/13
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