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漂流者たち

漂流者たち

漂流者たち

作家
柴田哲孝
出版社
祥伝社
発売日
2013-08-31
ISBN
9784396634179
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漂流者たち / 感想・レビュー

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モルク

私立探偵神山シリーズ。現金6千万を持って逃げた殺人犯は弁護士で国会議員秘書の坂井。いわきで大震災にあうが生死も不明なため議員事務所から依頼を受けた神山が彼を追い被災地を北上する。坂井の真意は何か。被災地の描写につれ当時の映像が甦る。自分達も大変だろうに神山、坂井ともに被災者の方々に救われている。ただ、ストーリーとしては勘だけなのに先回りとかすべてうまくいきすぎる感が。未読な神山シリーズはどうなっているのか気になる。

2023/02/07

ゆみねこ

今回のシリーズは、3.11の震災当日から始まる。依頼は、殺人を犯し大金を持ち逃げしたとされる代議士秘書の男を探し、現金を取り戻すこと。被災地を北上する男を追う神山健介。あの震災直後の混乱や、原発に対する思いが切々と伝わってくる1冊でした。お金の使い方はこれしかないって言うものでしたね。

2015/06/14

ミーコ

今までの「探偵シリーズ」とは趣が違い震災のドキュメンタリーの様でした。凄まじさを改めて知らしめた1冊でした。多くの失われた命のご冥福を祈ります。神山さん いつもとは別人の様でした。

2016/02/24

冴子

神山健介シリーズ。私は2冊目。東日本大震災をよく緻密に取材して書いたものだと驚いた。一種のロードムービーみたいになっている。大震災の中を何故か6000万円持って北上する男と、それを追う健介。もう間もなく7年が過ぎようとしているのに、記憶に鋭く残るあの震災。原発をこれでも盲信する人がいるのが信じられない。しかし、健介無茶だよなぁ〜.

2018/02/03

それいゆ

フィクションなのですが、震災直後の東北の被災地をリアルに表現した柴田哲孝風ノンフィクションだと理解しました。震災を風化させないメッセージも込められた意義ある作品だと思います。

2013/12/08

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