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ホームズ連盟の事件簿

ホームズ連盟の事件簿

ホームズ連盟の事件簿

作家
北原尚彦
出版社
祥伝社
発売日
2014-10-10
ISBN
9784396634483
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ホームズ連盟の事件簿 / 感想・レビュー

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KAZOO

第2作の「ホームズ連盟の冒険」の方を最初に読んでしまいました。第2作と同様にわき役たちが主人公となっての解決話です。目の付け所はいいと思うのですが、やや物語というよりも主人公が説明している箇所が多いような気がします。少しかいっぜんして盛られればと思います。アイディアはいいのですから。

2016/10/08

bianca

ホームズの脇を固める登場人物達が事件に巻き込まれ、活躍するパスティーシュ集。ホームズは現場に不在で、回想場面などで出てくるのみ。流石にホームズを良く知り、彼を愛している人々は、それを誇りに感じ、それぞれがホームズ式捜査を実行する。好きなのはハドスン夫人の「読書好きな泥棒」。なんとマフィン売りに変装して情報収集。このマフィンに心奪われそう!どれも本編の裏話として大変楽しめた。アイリーンのケースは、彼女の本質がホームズに酷似しているということがわかるもの。マイクロフト「ディオゲネス…」は次作のお楽しみ。

2014/12/12

かめりあうさぎ

さすがホームズ研究者。とにかく正典とのリンクが巧み。脇役の皆さんが各々主役の短編集ですが、正典の雰囲気がしっかり出ていて違和感がありませんでした。お気に入りはイレギュラーズのリーダー・ウィギンズに焦点を当てた「不正規隊長の回想」。ベーカーストリートでワトソンと暮らす前のホームズとウィギンズの出会いが描かれていて楽しかったです。アイリーン主役の「女豹と毒蛇」も正典へのプロローグとして十分通用しそうな完成度でした。帯と解説は有栖川先生で大満足。続編『ホームズ連盟の冒険』も近々読みたいと思います。

2017/07/22

Norico

ワトソンさんにハドスン夫人、レストレード警部やあのアイリーン・アドラーまでが主役になって事件を解決。ホームズより人間味にあふれてて好きなくらい。ベイカーストリートイレギュラーズのウィギンズ少年のお話がよかった

2017/01/15

ワッピー

「ホームズ連盟の冒険」を先に読んでしまい、あわてて溯上。ホームズ喪失の痛手に耐えるワトソン、大家友達からホームズのかわりに事件を持ち込まれたハドソン夫人、事件解決に邁進しつつも家庭人であるレストレード警部、アメリカから帰国したてのサー・ヘンリー・バスカヴィル、ベイカー・ストリート・イレギュラーズ隊長のウィギンズ、そしてホームズの愛しい敵で、漢気のあるアイリーン・アドラーが登場。それほど聖典には通じていないワッピーでも安心して楽しめる明るい作風で、疲れた時の気分転換にはもってこいのパスティーシュでした。

2019/11/23

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