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ロストデイズ

ロストデイズ

ロストデイズ

作家
大崎善生
出版社
祥伝社
発売日
2015-02-07
ISBN
9784396634599
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ロストデイズ / 感想・レビュー

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タックン

好きな作家の大崎善生さん最新作。題名といい愛娘が生まれた後の旦那の喪失感とか夫婦の関係とかは共感する部分はあったけど、あまりにリアル過ぎて読書してまでリアルな現実を実感したいかなあって思った・・・・・。それにいくら恩師のピンチとはいえ2歳の愛娘を日本に置いてニースに行くかなあ?って・・・・。最後があっさりしちゃって面食らったな。ロックの(ポリス)ファンだったから(ラップド・アラウンド・フィンガー)の意味がモチーフになってたなんてねえ!!

2015/04/11

じいじ

 主人公は順一と由里子の若い二人。大学のゼミで知り合い、そして結婚、出産・・。「アジアンタム・ブルー」でお気に入りの大崎善生だが、本作は残念ながら・・である。中盤、子供誕生後の順一が夥しいまでに酒びたりに陥るのが筋に無理を感じる。年代を経るとともに変化する順一の心情表現が、作者の哲学的?屁理屈のこね回しで共感できず退屈した。著者の自己陶酔では・・・?。エンディングで、フランスの地で順一が妻たちとの未来に明るい兆しを抱かせてくれたのは、せめてもの慰めである。大崎善生は初期の作品の方が、面白そうに思う。

2015/02/21

いつでも母さん

お初の作家さん。この作家も北海道出身。試される大地【北海道】出身の作家さんがかなり多いのにちょっとビックリ!さて、感想・・ん~ん、タイトルとカバーのイラストと帯と内容に違和感。なんだろうな~夫婦の話なのだが、ちょっと純文学系?とも思ったり、再生するほど壊れて無いし・・完全に一心同体な夫婦っている?って、思ったよ(汗)わが夫婦はいたって普通だと思っているが(何をもって普通というのかは疑問・・)この夫婦と比べると壊れているなぁ(笑)でも、夫よ、妻の私は幸せだと思ってますから~って、逸れたがとにかく読了。

2015/04/23

pukupuku

久しぶりの大崎さん、結構好きな作家さん。全体的にけだるい雰囲気というかふぁ~っととした感じが流れてる。灰皿をピカピカに磨いていつものところに片付けておいてくれるのが愛だと思うとか、希望の部署じゃないって酒に溺れて追いはぎみたいな目にあったりラブホ行ったり肝機能に異常を来したりとか・・・独りよがりの主人公には、何度もイラっとさせられた。軟弱すぎる。医者に禁酒命じられて、何が「性格は軟弱ですが、こうと決めたら必ずやりとげなければ気が済まない」だよ~ないわ~主人公の人間性に腹が立った。奥様、寛容すぎやしません?

2015/05/16

こうちゃ

結婚6年後、切迫流産の危機を乗り越え娘が誕生した西岡順一。子供の誕生の喜びとは裏腹に、妻との間に微かにだけれど確かに存在する感覚のズレに不安を抱く。そんな矢先、意に沿わぬ人事異動でアルコールに逃げる順一。そして夫婦の大学時代の恩師が移住先のニースで倒れたとの報せを受け、急遽旅立つ。旅の中で二人がたどり着いたものとは?個人的にツッコミどころ満載。子供が誕生した時点が、夫婦としての人生の頂であとは下っていくだけってどうなの?6か月禁酒するっていう決意はどうなったの?全て無かったかのようなハッピーエンド!?

2015/04/06

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