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匿名者のためのスピカ

匿名者のためのスピカ

匿名者のためのスピカ

作家
島本理生
出版社
祥伝社
発売日
2015-07-23
ISBN
9784396634728
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匿名者のためのスピカ / 感想・レビュー

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starbro

島本理生初読です。一言だとラブストーカーミステリという感じで、結構楽しめました。次回は著者の本格的なラブストーリーを読んでみたいと思います。ところで法科大学院の制度は上手く行っていませんが、本書のように訳ありの学生が多いのでしょうか?

2015/08/09

おしゃべりメガネ

ここ最近でコツコツと読み始めた島本さん作品も4作目となり、本作もまたこれまでに読んだ3作とは雰囲気もガラッと変わり、改めて作者さんの世界観の幅の広さを感じることができました。過去に自分を監禁した男性と時を経て、現状の過酷さから解放されるべく逃避行を開始します。ボリュームは決して厚くない中で、コレだけ独特な世界観を書き綴り、読者をグイグイと惹きつけるその手腕に、こちらも見事にハマってしまいます。好き嫌いが分かれるタイプなのかなと思われますが、私個人的には他の作品も読み続け、その世界観に酔わせてもらいます。

2016/08/26

❁かな❁

島本理生さん初の恋愛サスペンスとの事で楽しみにしていました*島本理生さんの作品を読むのは4作目。まだ4作しか読めてませんが島本理生さんの書かれる文章がとても好きです!今作は自分を昔、監禁した男性との逃避行とのことで読みながらどうなるのかなと先が気になり、一気に読んでしまいました。主人公の笠井くんの視点で描かれるので景織子ちゃんの気持ちを想像しながら読みましたが、エピローグがあることにより想いもわかり救われた気がします。辛い思いを抱えて誰かを心の拠り所にしてしまうんだろうなぁ。エピローグが良かったです☆

2015/11/07

いつでも母さん

『どうして正しいものと私が欲しいものはこんなにも違ってしまうのだろう』それは理性と本能のせめぎ合い。だから理解出来無くはない。しかし、この中の誰にも共感は出来なかった。景織子は家庭環境だけが問題だったのだろうか?強いて言うと、笠井が気の毒で七澤がちょっと切ないかな・・これは恋愛サスペンスなのだろうか?ン~ン、一気に読了出来たのだが、読後感は良いとは言えない。再読は無い、お薦めもしない。8月最後、これからちょっと違うのにいってみる!(笑)

2015/08/31

タックン

共依存っていうか家族からの逃避っていうかでかつて自分を監禁した男と逃避行を続けるキョウコ。多少の同情の余地はあるものの計算高さも垣間見えある意味怖い・・・・・。登場人物がそれぞれ家庭や過去に問題を抱え病んでてこんな人たちが法曹界目指したらいかんでしょって思ったら最後のオチでどうしても司法の知識の必要性があった、ただそれだけ。七澤がなぜか怖かった。恋愛サスペンスには違いないけどちょっと中途半端に終わったような感じがしてスッキリしない読後感。題名は書き終わってからつけたのかなあ?

2015/10/01

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