空色の小鳥
空色の小鳥 / 感想・レビュー
ダイ@2019.11.2~一時休止
兄の娘を引き取った弟の真意とは?。ドロドロの人間模様が展開されていくが最後はスッキリ終わってイイ感じだった。
2015/09/21
hiro
一代で年商300億円の会社を築いた西尾木雄太郎。その後妻の連れ子で、屈折した気持ちを持って西尾木家で育った敏也が主人公。その敏也が、雄太郎の実子の亡き義理の兄雄一の子どものことを知り、母も亡くした6歳の結希を養子にして、男一人で育てることになった。その敏也の本心は…。敏也と結希、そして敏也が付き合っていた美容師の亜沙子、友人でおねえの汐野学とがいっしょに暮らす、少し変わった‘4人家族’と、雄太郎の財産だけが目当ての西尾木一族。結希の幸せを考えると、答えは明らか。紫陽花が結希の未来を暗示していた。
2015/11/02
takaC
章題が親切なので結末に意外性はなかったが、タイトル「空色の小鳥」の意味は最後まで分からなかった。
2016/08/15
いつでも母さん
多分、お初の作家さん。読メで知った作品。血は水よりも濃いのか?産んだ親より育ての親か?遠くの親戚より近くの他人か?頭を駆け回るお金や復讐、駆け引き・・最終的に敏也が真っ当な人間で良かったと心から思った。結希の存在が変えたのだろう。大企業総帥の継父、経営者として凄いのなら人を観る眼も肥えているだろうに、相続とか血統を思うと狂わせるのは『いかにも』的だったが、ラストが粋なはからいだったので赦しちゃう私(笑)その周りの『雑魚』は想像通りで笑いしか無い。読後感が良く、何となく人間が好きって思わせてくれた。
2015/11/07
タックン
亡くなった兄の残した娘を引き取って育てた弟。所々にとげがあると思ったらやっぱ企みが・・・・でも設定からこの手の小説の想定内の展開だし、やっぱこのままいかないと思ったらどんでん返しが。でもそれも想像はできたかな。最後は何か曖昧なままで終わったような気がするけど敏也の野望が叶ってるよりはよかったかな。敏也に自分が似てたので複雑な感じだった。どろどろした人間模様の中でしーちゃん、亜沙ちゃんの温かい存在がよかった。題名がちょっと曖昧だったような気が・・・
2015/12/18
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