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ふたりの果て/ハーフウェイ・ハウスの殺人

ふたりの果て/ハーフウェイ・ハウスの殺人

ふたりの果て/ハーフウェイ・ハウスの殺人

作家
浦賀和宏
出版社
祥伝社
発売日
2015-10-08
ISBN
9784396634827
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ふたりの果て/ハーフウェイ・ハウスの殺人 / 感想・レビュー

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ち~

「ハーフウェイ・ハウス」とよばれる学園に22人の生徒と共に、決して外に出る事ができず隔離された生活を送るアヤコ。社長である父が久しぶりに訪れ、一人娘の彩子が自殺未遂により、会社を継ぐことが出来なくなったため、後を継ぐよう言われた、非嫡出子である健一。ふたりの視点で交互に語られる。読むごとに出てくる違和感。それを解消させてもまた新たな違和感が現れて…どう交わるか楽しみに迎えたラストに「そうきたか!」となったけど、強烈なモヤモヤが残るのは登場人物の最悪なクズっぷりによるものか…?

2016/02/14

あっちゃん

浦賀本という事で何となく想像つく展開だけど、相変わらずのキチクぶり(笑)私もクリスティ好きなので美味しいのもあるし、兄妹の交互に語られる物語もどこで交わるのかと気になり手が止まらない!しかし、ラストは丁寧に読まないと置いてかれるぞ(  ̄▽ ̄)

2017/06/11

四弦桜

帯の通り、全く予測不能な結末が用意されていました… ずっとモヤモヤを引きずりながら結末まで読み進めていましたがなるほど。浦賀節炸裂のとんでもない物語。 個人的には世界観、文体、ワクワク感共に大絶賛の作品でした…が、読後感は…。 確かに『実験的』ミステリ。

2023/09/23

igaiga

確かに帯のおっしゃるとおりでございます。全くの「予測不能」でした( ̄▽ ̄;) っていうかこれってアリなのか。そうか・・・そうなのか。パラレルワールドといえばパラレルワールドなのかなぁ・・・違うかなぁ・・・それにしてもまさかの結末(笑)

2015/12/01

ざちょう

「ふたりの果て」、「ハーフウェイ・ハウスの殺人」。それぞれはある出来事の一連の流れを健一、アヤコのそれぞれの視点で綴った物語。それらが交差しながら展開し、結末へと読者を導きます。本という媒体だからこそ成立する面白さでした。個人の視点や物の捉え方が、他者にとって如何に不確実なものかを再認識。例えば作中では、アヤコが人の肌の質感を「つるつる」などと表現してます。これは作中の状況を考察する手掛かりになってますが、別の表現で書かれていたら、手掛かりにならなかったかもしれません。久々の浦賀節に満足です。

2015/10/17

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