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秋霜

秋霜

秋霜

作家
葉室麟
出版社
祥伝社
発売日
2016-05-11
ISBN
9784396634940
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秋霜 / 感想・レビュー

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starbro

葉室麟は、新作中心に読んでいる作家です。羽根藩シリーズ第四弾、4作共完読しています。何時ものパターンではありますが、本作は少年探偵団的な要素や七人の侍的な雰囲気もあり、新鮮な気持ちで読めました。羽根藩シリーズは著者の作品群の中では比較的クオリティが高いかも知れません。

2016/06/14

それいゆ

予測どおりラストの展開はお決まりのパターンでした。分かっていながら、またもや涙してしまいました。清々しい満ち足りた気分です。羽根藩シリーズも4作目ですが、「蜩ノ記」以外はどんな内容か忘れてしまいました。他の作品もこんがらがって、みんな同じストーリーです。葉室さんの時代小説は究極のワンパターンとなってしまいました。もちろん、読むたびに感動が刻まれていくのですが、飽きてしまった自分があります。これまでとは違った結末の予測が不可能な究極の超大作を執筆して欲しいと切に願っています。

2016/08/10

きむこ

葉室さんの武士の不器用な生き方の世界が好きです。武士の高飛車なプライドではなく、こだわり続ける人としての筋や道が私の心に優しく厳しく響く。登場人物がみんないい人になっちゃうって所は高田郁作品に似ているけれど男性目線なのでもっと凛とした空気が流れている。秋霜とは・・権威の厳しさや意志の堅さなどのたとえらしい。一気読みで涙腺崩壊。今回も堪能です♡★5

2016/06/04

のぶ

武士の潔さと爽やかさ、女性の強さを感じさせられた本だった。葉室麟作品を読むのは初めて。「蜩ノ記」を映画で観ているので、舞台の豊後羽根藩の雰囲気を少しは解っていたものの、シリーズの4作目をいきなり読むのは、人物関係のつながりがわからず、いくらか厳しいものがあった。だが孤児を守り健気に暮らす楓の姿は心を打つし、謎の男小平太の行動も面白いものだった。時代小説はあまり読まないが、こんな歴史で日のあたっていない藩が舞台の作品は好きだ。楓と小平太の幸せを予感させるラストも感動的だった。

2016/08/05

baba

羽根藩シリーズ4弾。前作で亡くなった鬼隼人の痕跡が随所に出てきて、正に死んでも人が覚えている。卑劣な前藩主の振る舞いは相変わらずだが、家老と従者のお家の為にの芯のぶれない姿はなかなか。辛い育ち方をした小平太が生きる希望を見い出せたようで良かった。なにより楓が育てている子供達の健気さ、逞しさがたまらない。

2016/07/05

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