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あなたのための誘拐

あなたのための誘拐

あなたのための誘拐

作家
知念実希人
出版社
祥伝社
発売日
2016-09-13
ISBN
9784396635053
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あなたのための誘拐 / 感想・レビュー

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W-G

総じて高評価。後味の悪いラストに耐性があれば、エンタメ度は非常に高く、先が気になり一気読みだった。劇場型犯人+誘拐という傑作確約コード。しかしだからこそ、どこかで読んだ事があるような既視感を感じる場面も多かったのは事実。冒頭の早い段階で視点人物として登場する楓が、その後長らく空気状態なのも少し勿体なく感じた。しかし、一番気になるのは、都合の良い"カリスマ性"や"天才"頼みの展開。「カリスマ性のあるアノ人にかかれば赤子の手をひねるようなものだろう」みたいな記述をみると、便利な設定だなと苦笑してしまう。

2017/04/07

しんたろー

知念さんの警察ものを初めて読んだが、クールな本格感に驚き つつ、飽きさせない展開に惹き込まれた。二転三転する事件の 面白さや主人公の追い込まれ感で手に汗握るが、犯人の動機 が…「歪んだ愛」は判らなくもないが後味は悪い。伏線とその 回収は丁寧だし、人間関係も上手く構成しているのでエンタメ として正統だが…美味しいのに何かが足りない「チェーン店の ラーメン」を食べた感じがするのは何故だろう?私には結末へ 至る心理描写に説得力がないと感じた。皮肉ではなく、ゲーム 感覚で「死」を楽しめる人向きなのかも知れない。

2017/05/12

hiro

知念さんのこの9月、10月に出版された3冊を順番に読破中。『あなたのための誘拐』という意味ありげな題名の知念さん初の警察小説。400頁を超える作品だが、終盤になっても犯人が見えず、まったく長さを感じなかった。そして主人公の元刑事上原慎吾が追い込まれていくところは、『その女アレックス』のカミーユ警部を思い出した。いつものように現役医師らしい場面はもちろんでてくるが、天久鷹央シリーズのような軽妙さはない警察小説だったが、最後の最後に『あなたのための誘拐』という題名に納得する。次は『時限病棟』へ進む。

2016/11/22

てぃも

病棟シリーズで合わないかな〜と思ってたのに、今回はしっかり心捕まれました(^^) 振り回されっぱなしで、ホンマのゲームマスターは誰やのん⁈と頁めくる手も早くなるよ。まさかねー、まさかねー、な展開だったね。 まだ終わってないし、まだまだ続きが見たいけどムリか〜‼︎(´Д` )

2017/04/01

和華

え。待って。掌で踊らされた。どんでん返しすぎる。告白のシーンで胸痛めたのに…なんか、読み終わったあとは違う意味で泣きそう。なにこれ。つらい。そして、タイトルの意味に納得…高かったけど買った甲斐あった

2017/04/23

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