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ライプツィヒの犬

ライプツィヒの犬

ライプツィヒの犬

作家
乾緑郎
出版社
祥伝社
発売日
2017-05-11
ISBN
9784396635190
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ライプツィヒの犬 / 感想・レビュー

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pukupuku

ベルリンの壁崩壊、諜報員、翻弄される劇作家の運命。少なからず舞台には興味をもっているので、どんなふうに展開していくのかなと気になって一気に読み進めたけど…退屈な舞台は苦痛でしかないように、興味のない人にはもしかしたらちょっと退屈かも。

2017/09/30

だんじろー

序盤から、これはスケールの大きなサスペンスだぞ、と気合を入れて読み進めたのだけれど・・・。最後の最後になって、勢いよくいきなり梯子を外された感じ。このやり場のない高揚感はいったいどうしたらいいのだろう・・・。そりゃあ、帯をきちんと読まなかった自分も迂闊だったけれど、途中まではそんな流れになるなんて予想だにしなかったほど。なにしろ首謀者の行動が全く煮え切らないし、大げさな振舞いの割に結局何をしたかったのか、さっぱり分からなかったよ。乾さんの長編、楽しみにしてたのになあ。残念。

2017/09/09

kosmos

日本で劇団の仲間と上手くいかなくなった主人公が、ドイツに渡り劇作家の元で1年間学ぶことに。主人公の性格のせいか、登場人物の印象が読み進めるうちにどんどん変わっていくのが面白い。話は思っていた以上に愛憎入り乱れていて、この表紙の色合いがぴったりだと思った。個人的には東ドイツの劇作家、シュタージというキーワードで「善き人のためのソナタ」を思い出したので近々見たい。あの映画は好きだ。

2017/09/03

igaiga

最後が「あれ??」って感じではあったけれどかなり好み。面白いなぁー。でもこの主人公・・・基本的にすべてにおいてやる気があまりないよね。主体性がないというか・・・序盤はもう少しハッキリとしたタイプかなと思っていましたが。

2017/08/12

くみこ

演劇青年の岳が、ドイツ人の有名劇作家ギジと偶然出会って始まる物語。三十年ぶりのギジの新作発表と同時に起こり始めた事故や失踪の原因は、東ドイツ時代にありそうです。諜報員、監視を逃れて創作された戯曲の秘密、抑圧された恋愛感情…、壮大な物語を期待しましたが、着地点が痴話喧嘩になってしまったようで残念です。曰く付きの戯曲が、演劇人として自信を失くした岳の再生にどう絡むのかも興味がありましたが、ひたすら陰気な岳に魅力は無いし。演劇と東ドイツの組み合わせと、岳以外の登場人物は良かったです。

2023/03/07

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