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ソロ SOLO

ソロ SOLO

ソロ SOLO

作家
笹本稜平
出版社
祥伝社
発売日
2017-08-08
ISBN
9784396635244
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ソロ SOLO / 感想・レビュー

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いつでも母さん

山登りなど嫌いだ。今後の人生においても間違いなく登らなない(富士山は一度位・・汗)「そこに『山』があるから」誰かが言った。競い合って登るものなのか?他国の最高峰を目指す時、そのアタックにはたくさんのルートがあって麓から一人きりでは登れない。その国は登山で潤ってもいるのだろう。そのために『裏』で良からぬ事情も働くのかもしれない。けれど、やっぱりその頂に登り切った時は、人は感動を超える何かをそこに見るのだろうな・・と、そんなことを思った。(現実的な話、ゴミ・排泄物問題等どうなっているのだろう・・)

2017/09/12

あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...

良かった。山岳小説は登山経験のない人でも山の雄大さや恐ろしさを疑似体験することができて好きなカテゴリー。新田次郎をはじめ、これまでに傑作と呼ばれる作品も何作か読んできたが、笹本さんもこの分野ではすっかり第一人者なんだなと感じた。8000メートルという、そもそも人間が生存するとこのできない場所への挑戦は、読むたびに死への恐怖を突きつけられる。本作はシリーズ化されているようなので、続編も是非、読んでみたい。

2020/12/03

モルク

単独でヒマラヤのローツェ南壁登頂を目指す新進気鋭の和志。かつて初登頂をしたものそれに疑惑を持たれたトモ・チェセンを敬愛し、彼の登頂を証明してその無念を果たしたいというものだった。師でもある友人磯村、スポンサー会社の山際社長、サポートをしてくれる友梨など彼に賛同する仲間が支える。山の自然の過酷さ、他の登山家からの妨害など一筋縄ではいかない。臨場感もあり、山を知らなくても楽しめる。トモ・チェセンが実在の人物と知り驚いた。続編も読みたい!

2020/12/19

ren5000

タイトル通り単独でヒマラヤのビッグウォールに挑む男の話。ソロではあるけれど一人じゃないというのが根底にあるテーマなのかな。もちろん登攀の描写は笹本さんなので臨場感たっぷり。イメージだけは主人公と一緒に登頂した気分を味わえます。

2018/07/09

クリママ

わずかでも失敗したり、運が悪ければ死につながる単独登攀、ソロ。自己流であちこちの壁を登るうち、よき友、スポンサーシップを得て、ヒマラヤのローチェ南壁冬季初登攀に挑戦する。世界の山々、登攀のルート、種類、用具、そして、デスゾーンといわれる8000m峰登攀の様子、心情等々あらゆる登山に関することが、実在の人物も登場し、丹念に詳しく書かれている。初登攀をめぐる妬み、妨害もある。山はリフトかロープウェイなのに山岳小説は好きだが、新しく知ること満載で、読みごたえがある。それにしても、想像を絶する世界だ。

2021/01/30

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