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Dの遺言

Dの遺言

Dの遺言

作家
柴田哲孝
出版社
祥伝社
発売日
2017-11-14
ISBN
9784396635350
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Dの遺言 / 感想・レビュー

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タックン

(Mの暗号)の続編。前回は金塊だったけど今回はダイヤモンド探し。柴田氏は下山事件をはじめ戦中・戦後の混乱期の話がライフワークなだけに消えたダイヤモンドを巡る探検・謎解きはそれなりに面白かった。暗号を含め戦中・戦後史の薀蓄は難しい。でもやっぱなぜ今頃になって?って感じはあるし、そこにフリーメーソンが関与してるなんてどこまで信ぴょう性があるのか?それより4人の出目とキャラが面白かった。最後のダイヤモンドをミャンマーに返還したシーンはあっぱれ。

2018/03/16

キムチ

柴田センセのライフワークともいえる「戦後黒幕事件」を暴いていくシリーズ・・メチャ面白い。虚実ないまぜと知りつつ、わくわくして読み進む。日銀金庫の♢、GHQによる強奪、亜細亜産業はどこへ秘匿したのか?⇒暗号解説が幕を開けるのだが「歴史作家・浅野教授』のキャラが嫌じゃなく、正宗・菊千代・伊万里(大時代めく名前も面白い)後半はエンタメの様で久しぶりに息もつかずに読了。清和源氏・箱根土産 絡繰箱 温泉と山に沈むダム湖、ツキノワグマ、うっそうとした絶壁を下って登る~映像が浮かんで、下手なドラマよりよっぽど楽しめた。

2018/09/30

タイ子

これって「Mの暗号」の続編だったのね、ってことに読み始めて気が付いた。前作は未読だけど読み進めていくうちにちゃんとわかるようになってくるのが作家の腕? 戦後日銀の金庫から忽然と消えた20万カラット、800億円のダイヤモンド。それに関わったとされる末裔の4人の男女がダイヤの行方を求めて暗号を解読しながら探すというストーリー。それを横取りしようと彼らの周りを暗躍する謎の人物。絵に書いたようなトレジャーハンター物語です。 ダイヤが何故日銀の金庫にあるのか?それら史実を取り混ぜているところに面白さが倍増!

2018/01/02

yukision

「Mの暗号」の続編。随分前に読んだので忘れている部分も多かったが読み進めるうちに世界観がよみがえってきた。今回の宝探しは戦後のどさくさで消えたダイヤモンド。実在の人物や実際の事件が描かれているのでどこまでが史実なのか気になるところ。宝を示す暗号も最初から自分には解けないと流し読みしたが,自分で解けたら楽しそう。

2019/12/05

背古巣

すっきりしない!面白くは読めたんだけど…。この作品は戦中戦後の史実に基づいて書かれているのでしょうか。どこまでが事実で、どこまでフィクションか判らないですが、とても興味深く読めました。けど、伊万里の出自のことや、敵役のメンバーについてもう少し詳しくあってもよかったのではと思います。題材が非常に興味深いものだっただけに、ちょっと残念ですね。終盤は先を知りたくてものすごいスピードでの読書となりました。

2019/03/31

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