痴漢冤罪
痴漢冤罪 / 感想・レビュー
starbro
新堂冬樹は、新作中心に読んでいる作家です。新堂冬樹なので、単純な痴漢冤罪の話じゃないと思っていましたが、登場人物がほとんど悪人のジェットコースターノベル、著者久々のスマッシュヒットじゃないでしょうか?通勤電車の中で、私は常に高い位置に両手を挙げて本を読んでいるので、痴漢冤罪のリスクは低いと思います。読メの男性諸君は、高い位置に両手を挙げて本を読みましょう!それが自衛手段です。世の中、どこにトラップが仕込まれているとも限りません。
2017/12/29
あすなろ
痴漢冤罪事件の駅の事務室に連れてかれたら最後、直ぐに罪を認めて略式起訴に応じるしかない理不尽さを利用しビジネス化した弁護士。こんなシーンから始まり、悪対悪を描きまくる新堂作品。痴漢冤罪事件の理不尽さに憤ると共に一歩間違えば通勤に電車利用者として恐ろしさを感じる内容。後は、もう悪の描き方はいつもの筆。そして最後にそのビジネスモデルを受け継ぐ即ち勝ち取るのは?
2018/04/15
ゆみねこ
都会の通勤電車は凄まじい混雑。実際痴漢の被害に遭う女性も大勢いるけれど、この作品のようにわざと痴漢被害者を装って冤罪を仕掛けられたらたまらない。悪徳弁護士と芸能プロダクションの社長の狐と狸の化かしあい。桃香が強か!
2018/05/31
うさうさ
痴漢をでっちあげ示談金を巻き上げる冤罪ビジネスをやってる弁護士とその手下たち。次の標的に選んだのは若手ナンバーワン俳優だった。弁護士と芸能事務所の社長との騙し騙されの頭脳戦がめちゃくちゃ面白かった。オチは予想がついたが、狐と狸と化かしあいがスリリングでページをめくる手がとまらなかった。実際、痴漢冤罪に嵌めるのはわりと簡単だと思う。そう思うと恐ろしいね。
2018/04/28
らむり
痴漢冤罪ビジネスがベースとなっているだけで、内容としては弁護士vs芸能事務所のヤクザ社長の頭脳戦。「黒い太陽」のような感じ。やられたらやり返す、次の一手が気になる展開でしたが、結末が…。
2018/02/22
感想・レビューをもっと見る