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ねこ町駅前商店街日々便り

ねこ町駅前商店街日々便り

ねこ町駅前商店街日々便り

作家
柴田よしき
出版社
祥伝社
発売日
2017-11-14
ISBN
9784396635374
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ねこ町駅前商店街日々便り / 感想・レビュー

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いつでも母さん

不思議な猫に導かれて寂れゆく町に元気を取り戻す物語。猫好きだけじゃなく、誰の胸にもきっと届く。日本のあちこちにあるシャッター商店街。高齢化に後継者不足。郊外の大型店・・私の町とて例外じゃない。この話のように明日に繋がるなんて、そんなに簡単じゃないだろう。だが、何かを変えなきゃ。誰かがじゃなくみんなで立ち上がらなきゃね。ねこ町・・どこかにありそうだ。訪れてみたくなるのは私だけじゃないよね。読後感は良い。

2017/12/05

みかん🍊

ローカル線の終点にある寂びれて行くばかりの駅前商店街、そこにやって来た1匹の猫がきっかけに商店街が活気づく、これをきっかけになんとか再生する為に奔走する愛美たちだが店を締め老後を静かに暮らすためそっとしておいて欲しいと願う人たちもいる、田舎では仕事もなく若い人たちが都会へ出て行くのは仕方がない昔の様に再生する事は無理だと分かっているが出て行った若い人たちがまた戻りたい、故郷にいい思い出を持って貰いたい、柴田さんらしい少しのミステリ―のエッセンスを入れた町おこしの物語。

2017/12/11

のぶ

舞台は赤字ローカル線の終点の街、根古万知。鉄道は廃線の危機にあり町は活気がなく、シャッター通りとなっている。今、日本が抱えている地方都市の縮図のような土地に住む人々を描いた物語。この街を甦らそうと何人かの住人が奔走するが、観光施設も貧弱なものがわずかしかない。そんな苦労を卑屈にならず、明るく描いているのが楽しい。猫の一日駅長やら、ねこまちフェスティバルというイベントを企画したところ大当たり。一見暗そうな状況をエンタメに徹しているのが面白い。根古万知に繁栄の訪れるのを願う。

2018/01/20

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

84/100点 シャッター商店街となった故郷を、少しでも変えようと奮闘する主人公を描く町おこし物語。現実はこの小説みたいに甘くはないと思いますが、ただ待ってるだけでは何も変わらず、何かを変えようと思うなら、まず行動を起こさないといけないなと改めて考えさせられました。可愛く優れものの猫のノンちゃんが、もっと活躍するのかなと思っていたのですが、あくまで脇役でした。でもその猫のノンちゃん、どうも不思議な猫のようで、いろんな時代でいろんな人に飼われていたようです。ぜひ、ノンちゃん物語を連作短編集で読みたいですね。

2017/12/28

ままこ

廃線危機の駅近くにあるうらさびれた商店街。とある事情でこの商店街に連れてこられた1匹の猫が幸せの連鎖をもたらしていく。町にいる子供達に楽しい思い出を残したいと考えていた愛美。いろんな人の手助けもあり最初は商店街の活性化を諦めていた人達もイベントを通してやる気を取り戻していく。「ねこ町駅前商店街」このタイトル通りに生まれ変わった魅力的な商店街に行ってみたいな。ノンちゃんはNNNからの使者ではないかと思っている。

2018/01/20

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