デートクレンジング
デートクレンジング / 感想・レビュー
starbro
柚木麻子は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。期待して読み始めたのですが、『デートクレンジング』というアイドルのグループ名の違和感からスタートし、不完全燃焼のまま終わった感じです。著者の作品としては、久しぶりのハズレ、小説自体がクレンジングされているようでした。
2018/05/19
ウッディ
ファンに媚びないアイドルグループ「デートクレンジング」のマネージャーでグループ解散と共に夢破れ、婚活を始める実花を見つめる妊活中の佐知子。2人の友情の行方は?大好きな友達はこうあって欲しいと思う姿と現実とのギャップ、実花の友達への対抗心など女性なら理解できるのかもしれない心の動きが男性の自分にはピンと来ませんでした。佐知子の周りは良い人ばかりで、それなりに幸せだと思うのに、実花への想いが強すぎて、少し引いてしまうかも。可愛くポップな装丁から想像していた内容とは異なるイメージで少し残念な一冊でした。
2019/02/17
風眠
立場が変わったり、年齢を重ねたり、求められる理想像みたいなものや、優先しなければならないものが変わる事は、確かにある。それは女の人だけじゃなく、男の人にもあるのだけれど、求められるものの多さは女の人のほうが、やっぱり多いと思う。どうしてだろう?って考えてみたら、昔から何の根拠もなく信じられてきた「母は強し」的な「母親は理屈抜きで犠牲になれるから素晴らしい」みたいな考え方が根底にあるからなのかな、と思い至った。そういう意識から社会全体が解放されない限りは、女の人に貼られるレッテルは無くならないって思った。
2018/06/08
takaC
退屈でした。『BUTTER』で力を使い果たしてしまったのだろうか。期待してたのに落胆。
2018/09/03
うっちー
30代女性向きのなんとはないお話
2018/09/25
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