エントロピーの法則 改訂新版: 地球の環境破壊を救う英知
エントロピーの法則 改訂新版: 地球の環境破壊を救う英知 / 感想・レビュー
kaizen@名古屋de朝活読書会
エントロピーという単語を使って、環境問題の考え方を示そうとした労作。 分かりやすい話で、考えるきっかけを与えてくれる本としては十分。 より専門的な議論や、市民一人一人の自覚のために必要な情報は、体系的に行うとよいかもしれない。 中国、インドが環境問題で困っている今、日本が環境問題への対応のための指導力を働かせると喜ばれるのではないだろうか。 https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/b3ef1510a291383ec58b
2024/06/23
ブック
この本は人生観を変える力を持っている。しかも、書かれたのは今から30年前なのだ。その頃、世界は地球温暖化という問題が聞こえ始め、化石燃料は枯渇が予想され、アメリカの斜陽、環境大国・日本の絶頂期だった。この本ではしきりに日本をお手本にしろと言っている。その後、石油が見つかり、デジタル革命によってアメリカは復権。日本は凋落の一途を辿って今に至る。まさに世界中が、地球環境において30年を失ったのだ。ここで書かれている未来への対策は、30年遅れでまさにこれから実現すべきことだが、果たして今度こそ人類はやれるのか。
2021/11/21
坊主丸儲け
濃度が均等に。宗教が広まるのも部屋が散らかる理由もコレを読めば全て理解できる!!かな。
2009/04/28
山根清志
別宮貞徳氏に誤訳を指摘されたから、改訂新版を出したのだろうか。別宮氏に対する謝辞は一切ない。460知ドル→460億ドル、1000メガボルト→1000メガワット
2023/11/02
柳水
1980年に出版された本作が描く問題点は、43年後の現在、更に深刻になっている。本作の中で著者は、化石燃料による高エントロピー社会を救う希望を「太陽エネルギー」に託していました。そして現在、メガソーラーの普及は目覚ましい限りではあるが、その設置のために木を伐採し山を削る現在の我々を見たとき何を思うだろうか。どうかこの世界が千代に八千代に続いていくことを願って止まない。
2023/10/02
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